サトシが難敵ケラモフに一本勝ち。4度目の防衛成功でライト級で敵なし状態【RIZIN.49】
RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE/RIZIN.49」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)で行われた「RIZINライト級タイトルマッチ」で王者ホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル/ボンサイ柔術)が前フェザー級王者のヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン/ORION FIGHT CLUB)を相手に防衛戦に臨み、1Rに三角絞めで一本勝ちを収め、4度目の防衛に成功した。 サトシは2021年にトフィック・ムサエフとの王座決定戦で勝利を収めライト級王座を戴冠。これまで矢地祐介、ジョニー・ケース、ルイス・グスタボを相手に3度の防衛を果たしている。 ケラモフは2023年7月に「超RIZIN.2」で行われた王座決定戦で朝倉未来に1Rで一本勝ちを収めフェザー級王座を獲得。11月に自国で開催された「RIZIN LANDMARK 7」で鈴木千裕を相手に初防衛戦に臨むも1RでKO負けを喫し王座陥落。同大会で起きたトラブルが原因で拘留されていたが、嫌疑が晴れ、拘留が解けたことから11月の名古屋大会で約1年ぶりにRIZIN出場を果たし、摩嶋一整に1R28秒で秒殺KO勝ちを収めた。
1R、ともにオーソドックスの構え。サトシが前蹴り。ケラモフがロー。ケラモフの蹴りにサトシが右ストレートを合わせる。サトシが右カーフを放つとケラモフは右のオーバーハンド。サトシが右ハイ。ケラモフの前蹴りがカウンターとなってサトシが尻もち。しかしすぐに立ったサトシがケラモフの蹴りの空振りに合わせてタックル。テイクダウンに成功。上を取ったサトシ。ハーフからサイドに。しかしはケラモフは腹筋で立ち上がることに成功。パンチの打ち合いになるが、いったん距離を取ったサトシがタックル。コーナーに押し込む。そしてテイクダウンに成功すると素早くマウント。そしてパウンドもケラモフはここも驚異の腹筋で起き上がる。そして立ち上がると今度はケラモフがテイクダウン。上を取る。しかしサトシは下から三角絞めを狙う。いったんは逃げたケラモフだが、サトシは手首を離さず、再度トライ。ケラモフが上になるがサトシは下から絞め上げるとケラモフがたまらずタップ。サトシが勝利を収めた。 サトシは初代王者にして4度目の防衛と、RIZINライト級で敵なしの状態となっている。