【高校野球】投打の「将来性」が高評価 米国大学進学も視野に入れる“二刀流”森井翔太郎の進路は?
MLBへの夢は一貫
スタンフォード大へ進学した花巻東高・佐々木麟太郎が一つの道を示したのも影響したという。昨年12月に展望をこう語っていた。 「世代トップクラスの選手が表明され、こうした前例ができたのは、自分としても、行きやすい状況だと思います。最終目標はメジャー・リーガー。日本の大学を経由するよりも、アメリカの大学へ進んだほうが近道かな、と」 時間が経過していく中で心境が変化し「五分五分」と、プロ志望届を提出するか、米国留学するかの選択肢となっていた。この日の試合後、あらためて、進路について言及している。 「夏の大会に集中しないと、チームに申し訳ないですし、自分もこのチームで勝ちたかった。現状は五分五分というか……。これからゆっくり考えていきたいと思います。(アメリカの大学へ見学に)行ってみたいと思いますし、これから予定を立てていきたいです」 あくまでも、MLBへの夢を一貫としている。 「メジャー・リーグに最終的に挑戦したい思いが強いので、どちらが良いのか分からないんですけど、そういう選択肢(米国留学)があるなら考えたい。メジャー・リーガーになりたいので、勉強もしたいというわけではなくて、野球で超一流になりたいと思っているので、野球が一番上達できる環境というのを探していきたい」 この日も、10球団以上のNPB、MLBスカウトが視察。投打での「将来性」が評価されている。森井は自らの野球人生を歩んでいく上で、最善の道を選ぶ段階に入っていく。
週刊ベースボール