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（ブルームバーグ）： 米共和党大統領候補のトランプ前大統領は13日、自身のソーシャルメディア運営企業の保有株について、株式売却の禁止期間が来週解除されても「絶対に売るつもりはない」と述べた。

発言を受けてトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの株価は一時およそ30％急騰。ただ、その後の20分間で値上がり分の半分以上を失った。直近では12％高まで押し戻されている。

トランプ氏ら同社の内部関係者は、特別買収目的会社（ＳＰＡＣ）との合併を通じて上場した３月以降、約半年は株式の売却が制限されている。だが、来週後半にはこのロックアップ期間が解除されることから、内部関係者の売却により、売りがさらに膨らみかねないとの懸念から株価が急落していた。

トランプ氏に近くゴーサイン、自身のメディア企業の持ち分売却可能に

トランプ氏は同社株の約60％に相当する１億1500万株近く、金額にして22億ドル（約3100億円）相当を保有している。

トランプ氏はカリフォルニア州で行った選挙集会で「持ち株は売らない」と言明。「足元で株価が下がっているのは、私が株を売却するのではないかとの見方からだ。理解できるが、私は絶対に売るつもりはない」と続けた。

ただ、この日の上昇分を加味しても、トランプ氏の暗殺未遂事件が起きた直後の７月15日に付けた高値からは依然として50％余り下落している。時価総額は５月初旬の96億ドルから約38億ドルに減少した。

原題：Trump Media Shares Soar After Trump Says ‘I’m Not Selling’ (1)（抜粋）

--取材協力：Justin Sink.

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