ガスト、大人のお子様ランチプレートがおつまみとして素晴らしすぎた<チェーン店ひとり酒>
「大人のお子様ランチプレート」の“ミニ”
お子様ランチのように色とりどりのおかずがあれこれのっているプレートで、特に「ミニチーズINハンバーグ」の存在がいい。「チーズINハンバーグ」がガストの代表メニューであることは以前から知っていたものの、実は僕はそれを食べたことがない。理由は、がっつりとお腹にたまりそうで、ついもっとおつまみっぽいものを選びがち、というくらいなんだけど。そこへきて、この「ミニ」は嬉しすぎる。もはや湧き上がる欲望にあらがえない。これにしよう! マヨコーンピザは……また次回でいいか。 当然、ハッピーアワー価格の「アサヒスーパードライ(ジョッキ)」(350円)も注文し、あとは到着を待つばかり。 ランチのピークタイムは外しているが、まだまだ明るい外から差し込む陽射しを浴びながら飲む生ビールが、無論うますぎる。ランチを注文した人はスープもおかわりし放題らしく、日替わりの「洋風ジンジャースープ」をつまみがわりに。あんまり具が多いとは言えないが、無料でこのしょっぱみが得られるのだからなんの文句もない。 そしていよいよ、大人のお子様ランチプレートの到着だ。
ちょっと想像を超えすぎていた
これは……いい! どう考えたっていい! かねてから一度食べてみたいと思っていたチーズINハンバーグのミニサイズに、タルタルたっぷりの海老フライに、ミニエビグラタン、サラダ、ピラフ。僕は少しずついろんな味を楽しみながら飲みたいタイプの意地汚い酒飲みだから、つまみとしてこんなに理想的なものはない。幕内弁当的な楽しさというか。 で、初めてのチーズINハンバーグ体験はどうだったかというと、ちょっと想像を超えすぎていた。そもそも肉がふわりと信じられないくらいに柔らかくジューシーで、デミグラス風のソースがむちゃくちゃ濃厚で、とろりとあふれ出るチーズがまろやか。チーズINハンバーグって、ここまでうまい食いものだったのか! そりゃあお店の看板を張れるわけだ。その勢いでちびりとピラフを食べ、ごくりと飲むビールが幸せすぎる。 世に数ある食べもののなかでも屈指のごちそう感を誇る海老フライの、さくぷり具合も素晴らしい。ミニといいつつごろりとした海老が2尾も入ったグラタンは、比較的あっさり味で、ピラフと合わせてタバスコをかけ、ドリア風にして食べるのも楽しい。和風ドレッシングがかかったシンプルなサラダも、箸休めにぴったりだ。