赤ちゃんの名づけ最新トレンド。戸籍法の改正で名づけに変化が起こる?!
「赤ちゃんに最高の名前をプレゼントしたい!」というママやパパの願いに応えるべく、たまひよの名づけ監修といえばこの人・栗原先生、たまひよ広報担当・松崎、雑誌たまごクラブ元編集長・中西の3名が、最近の名づけトレンドについて、語り合ったスペシャルトークをお届けします。歴代不動の人気名前がある一方、ジェンダーレスなどの気になるムーブメントにも注目です。 【画像】140万人の名前ランキング2005-2023
過去19年間で見た、人気の名前の傾向は…⁉
中西 今回は、これから赤ちゃんの名前を考えようというママとパパに、最新の名づけトレンドをお伝えしよう!という座談会です。 松崎 たまひよ30周年ということで、昨年は過去19年間の総合ランキングも発表しました!それでは男の子は1位「蓮」2位「大翔」3位「悠真」、女の子は1位「陽菜」2位「葵」3位「凛」でしたね。 栗原先生(以下敬称略) 「蓮」や「凛」は昨年(23年)の男の子1位(蓮)、女の子2位(凛)にも入っています。昔から人気の字って、ありますね。
今どきの名前は音数減少傾向!?
中西 その「蓮・凛」以外にも、昨年ランキングではトップ10に男の子では「碧」「湊」「蒼」「凪」「暖」「律」、女の子では「翠」「紬」「葵」と、1字名がますます人気になってます。 松崎 とくに、男の子の1字名人気は増している気がしますね。 栗原 文字数だけでなく、音の数も、最近は少なくなってきていませんか。昔は男の子だと「だいすけ」とか「まさひこ」のような4音や「ゆうじろう」のような5音も多かったですけど。 松崎 確かに、最近は2~3音が多数派かも。 栗原 呼びかけやすさが、さらに重視されているように思います。そして前は「ゆうた」という名前なら愛称は「ゆう」…という具合でしたけれど、最近は愛称と名前がイコールになってきていて、それで音数が減少傾向なのではと。ある意味、合理的な傾向ですよね。 松崎 昨年の調査(複数回答)でも、名づけで重視したことは、「読み・音の響き(約62%)」が「画数(約45%)」「漢字の意味(約44%)」より上位でした。 中西 「読み重視」はここのところずっと続いている傾向ですね。女の子は以前から「ひまり」「さき」のような2~3音が多かったですが、男の子がそちらに寄ってきた感じなのかな。これも時代の流れ、ジェンダーレス化現象なんでしょうか。 松崎 ジェンダーレスといえば、「あおい」「ひなた」「つむぎ」などは男女どちらにも人気のある名前であり、そういう名前が増えているように思います。 中西 妊娠中に赤ちゃんの性別がわからなくても、どちらでもいいように…とつけるパターンもありそうです。 栗原 ジェンダーレスな名前は、これからますます増えそうな予感がしますね。