【SV.LEAGUE開幕直前インタビュー】西田有志(大阪ブルテオン)「自分たちも楽しみながらバレーボールの面白みを体現したい」
ーー新しく入ってくるファンに自分自身をどのようにアピールしていきたいか
バレーボールっていうのはほぼ知られていると思うので、そこからどういう風にファンになってもらうかは、僕のブランディングでもあり、チームのブランディングでもあると思います。本当に熱心に応援してくれるチームであってほしいなって僕は思いますし、前のパナソニックパンサーズのときにもそれは凄く感じていたので、それよりもファンの方が熱を込められるようなチームのブランディングをしたいなと思っています。今回のオリンピックでも、ありがたいことに多くの方に見ていただきました。その方々に、次に試合に来てもらうためには、僕だけじゃなくてチームがどう動くのかということも大切です。そうした中でも、僕のキャラクターが一番光っているように見えたら嬉しく思います。会場に足を運んでいただくきっかけを作ったり、そういったものをこのチーム全体でやっていくことが僕の夢ではありますね。
(個人的には)スパイクやサーブもそうですし、「喜び方」は一番印象に残るのかなと思っているので、そこを見ていただけたらなと思います。あとは、ディフェンスや1点に対する執着心は僕が一番強いと思うので、そういった部分を見ていただけたら嬉しいです。
ーー移籍して2シーズン目になりますが、チームの手応えや期待感について
名前が知れている選手たちの移籍や海外選手の補強に目がいきがちですけど、今回オリンピックで優勝したフランスは、優勝候補とは呼ばれていない中で優勝しました。あの優勝は何だったのか、そこは自分たちにとって一つのきっかけになる部分だと思います。(フランスの選手たちと)一緒のプレーをしろと言われたら絶対にできないんですけど、あのチームを作れと言われたらできると思うし、そういったチームになることがバレーボールの面白みだと思います。そこがこれからのチームの楽しみだと思います。一人ひとりの能力はすごく高い。じゃあ、ここからどういう風に研究するのか、自分のパフォーマンスを上げていくのか。そこは一人ひとりの課題にはなると思いますし、そこから逃げたらこのチームは終わりだなと僕は思う。逃げられない場所に立たせることが僕の責任でもあると思いますし、行動や言動もそこに繋がると思ういます。一人ひとりの能力が高くても、チームになった時にどのように固めるのかというところは問題点として出てくる。「次はこうしよう」というのが可能なチームを作るのがこの期間だと思うので、ひたすら会話して、練習して、会話して、練習しての繰り返し。それをやっていけばこのチームは優勝できるんじゃないかなと思います。