【バレー】早大が近大破り10年連続の表彰台 3年生主将の前田凌吾「4年生の思いを胸に」
<ミキプルーンスーパーカレッジバレー2024>◇最終日◇1日◇男女3位決定戦◇千葉・船橋アリーナ 男子は昨年度覇者の早大が3位となった。昨年ベスト8の近大に3-1(25-16、23-25、25-17、25-20)で勝利。10年連続の表彰台入りを決めた。 主将を務めるセッターの前田凌吾(3年=清風高)が、ミドルブロッカーを生かした多彩なトスワークで翻弄(ほんろう)。セットカウント2-1で迎えた最終セットのマッチポイントでは、自らブロックを決めて勝利をもぎ取った。 試合後は涙が止まらず。「チームに支えられた」と声を震わせた。下級生中心のチームながら、直近の秋季リーグは11戦全勝で制覇。自信を持って2連覇に挑んだ全日本インカレだったが、11月30日の準決勝で日体大にフルセット負けを喫した。「昨日ふがいない試合をして4年生を決勝へ連れて行けなかった。今日は、『やるべきことをやろう』と全員で話していた」とうなずいた。 3年生キャプテンだが、松井泰二監督や4年生を中心に、やりやすい環境を整えてくれた。「チームにいっぱい迷惑をかけたが、先生が我慢して使ってくれた。仲間が支えてくれた」と感謝した。来季も主軸はそのまま。「来年この舞台で4年生の思いを胸に戦いたい」とリベンジを誓った。 女子は嘉悦大が昨年度準優勝の東海大に3-1で勝利し、優勝した12年以来12大会ぶりの表彰台となった。【勝部晃多】