初代タイガーと25年ぶり“再会”果たした小川直也、対談直後の心境を告白「すべて猪木さんのおかげ」
「オーちゃん」の名付け親は佐山だった
対談が終わると、佐山は「オーちゃん、ありがとう。近いうちにまた連絡します」と口にし、再び車椅子に座り直すと、元来たエレベータへ。両者が別れる際には、エレベータに乗り込んだ佐山に、小川から「佐山さん、元気で」「近々またお願いします」と口にしながら再び握手を交わした。 対談終了後、小川は「この話が決まってからは、実は本当に楽しみにしていたんです」「佐山さんの体調を考えて、もっと長い時間を共有したかったんですけど、少ない中でもホントに実りある、凝縮されたいい話を聞かせていただきましたし、これを機に、しっかりやっていきたいと思っております」と語り、気を引き締めた様子。 対談中、話題が“1・4事変”になったことについては「佐山さんがどこまで暴走するのかなって聞いてたんですけど、ちゃんと心得て、これ以上話すとっていうのをうまく心得て、さじ加減が素晴らしかったです」と佐山の判断を賞賛した。 なお、小川は佐山がパーキンソン病とメニエール病を併発していることに触れ、「大変だと思います。僕、メニエールの方に知り合いがいるんですけど、船酔いのカタチがずーっと続くって言うのを聞いていたんで、多分、佐山さん、相当ツラいんじゃないかなって」と話しつつ、佐山の体調を気遣った。 驚いたのは、小川は佐山との再会に関して「あの時の、25年前に会っていた時の感覚で話してました。多分、佐山さんもそういう感覚で話していて。当時の佐山さん、オーちゃんの関係で話せたんで、感無量です。これ以上はないご褒美でした」と語ったかと思うと、「実は(佐山が)オーちゃんの名付け親なんです」と明かし、「ホントはね、オタクのオーちゃんなんです。小川のオじゃないです。オタクのオなんです」と衝撃の事実を告白。 それでも小川にとって25年ぶりの再会は、さまざまなものが去来したのか、「いやー、いい思いしかないね。ホントにプロ生活、渡り歩いて行けたのも、佐山さんのおかげですし、プロとはなんぞや。プロのイロハ全てを。まあね、兄貴分である佐山さんから教えていただいたと。そういうことです」としみじみ。 「ホントは猪木さんがいれば最高だったんです。また三人で、トリオで話ができたんですけど、まあ、それはね。今日、猪木さんのところ(猪木元気工場)で、佐山さんと久々に会って、これを機にまた、楽しくいい関係で行けたらいいなあと思っています」と語り、改めて両者を結びつけた師匠・猪木がこの世にいないものであることを悼んだ。 それでも最後は「ホントに全て猪木さんのおかげです。猪木さんがいなければこういう出会いもなかったですし、猪木さんという人が全てキーワードでした。今日は楽しい時間をありがとうございました」とまとめた。 ちなみに両者の再会動画は、双方のチャンネルを合わせて、12万回の再生回数を記録。現在も日々、アクセスされ続けている。
“Show”大谷泰顕