藤本美貴さん家の前で知らないおばあさんに話しかけられた長女が…「うちは変質者ごっこをやる」「うちの娘、スゴい危機管理能力」
三児の母でタレントの藤本美貴さんが1月7日放送の『夫が寝たあとに』(テレビ朝日系)で、家庭での防犯教育を明かしました。 【画像】ダンス担当の長女次女 ■園児の下ネタが止まらない 「ママ会トークSP!」と題して、視聴者から寄せられた意見をもとに「育児の孤独感」や「どうする?性教育」といったテーマでトークを展開した藤本さんと横澤夏子さん。 6歳男児と2歳女児を育てるママさんからの「幼稚園で覚えてきたのか性器用語を意味も分からず発するようになり困っています。なぜ発してはいけないのか、うまく説明できず、言ってはいけないということしか伝えられません。性教育についてみなさんがどうしているのか、どう進めていくべきなのか、を教えてください」という声を取り上げると、MCの2人も「わかる」「ウチも」と幼少期の性教育については同様に難しさを感じているよう。 横澤さんは保育園に通う4歳の長女が家でずっと下ネタを発することがあるといい、「ずっと無の顔(無表情)で、全然面白くないよ、あなたはスベッてますよっていう空気を出す」。また、保育園でプライベートゾーンのお話があったと聞き、「先生がこれ言わなかった?」と確認すると「先生言ってたあ、言っちゃいけないんだったあ」と、わかってくれるといいます。 藤本さんはそんなとき、「大事だけど怯えさせてもいけないなって思うから、うちはもうちょっとラフに聞いてるかも。それ流行ってるの? 友達みんなで言ってるの? って」と、あまり深刻になりすぎない話し方を意識しているといい、横澤さんは「たしかに、触れちゃいけないものみたいにしちゃうと、この先何か困っても親にも話しづらくなるかも」と納得。 番組では専門家からの、プライベートゾーン(下着で隠れている場所と口)は命にかかわる自分だけの大切な場所で、他の誰かが触ろうとするのはおかしい、という意識を持ってもらえるよう、繰り返し伝えることが大事という見識を紹介しました。 ■「うちは変質者ごっこをやる」 乳幼児期から子どもに性の話をするのに抵抗がある保護者もいるかもしれませんが、性被害を防ぎ子ども自身を守るために、幼少期から性教育は必要。何かあっても「これはおかしい」と気づけなかったら、人に相談することもできません。 すると藤本さんは「うちは変質者ごっこをやるの」と切り出し、家庭での防犯対策について明かしました。藤本さん自身が変質者役となり、子どもに「お母さんが病気だから連れてきてって言われたんだ」と話しかけ、どう行動するのが良いか練習しているそうです。 そうした練習の成果か、「うちの娘、スゴい危機管理能力」と藤本さん。あるとき自宅の前で親子一緒にいるとき、おばあさんから普通に話しかけられた長女の対応にびっくりしたといいます。 長女はおばあさんから「お姉ちゃんかわいいね、おうちどこなの?」と声をかけられ、自宅の目の前にもかかわらず「わからない」と首を振り、「あなた、自分のおうちわからないの? 大丈夫?」と言われると真顔で「わからないです」と続け、さらに名前を聞かれても「わからない」と答え続けていたそう。藤本さんは「絶対教えないっていう危機管理能力」と感心。 以前も同番組で、不審者から身を守るべく子どもたちと防犯対策の予行演習を実施していると話していた藤本さん。やはり変質者役になりきり、「可愛いねお姉ちゃん、アメ食べる?」「いいんだよ! ママがこのあいだ会っていいって言ってたから」と知り合いを装うパターンも含め様々なシチュエーションを想定して練習。子どもだけでの留守番も、玄関チャイムが鳴っても絶対に開けてはいけないと伝えているそう。 また迷子対策として、藤本さんの子どもたちは住所とママの電話番号を暗記。これは小学校受験の問題にもなっていて、年中~年長さんくらいのときに練習したそうです。迷子になったら動き回らず、親の呼ぶ声が聞こえたときに大きな声で返事をすること、自分の名前はフルネームで伝えることなど、徹底した防犯教育をしていることを明かしていました。 ■防犯ブザーは実際に使う練習をして 子どもの防犯・安全を守るための教育は乳幼児期から始まっています。それは、授乳やオムツ替えといったお世話から、抱っこをしたり泣いたらあやしてくれたりといったケアを通じて、子どもが「助けてと伝えれば、お父さんお母さんが守ってくれるんだ」という安心と信頼感を育めるからです。 そのうえで、未就学児のうちから「走って逃げる」「大声を出す」「はっきり断る」といった練習をしていくことが大切です。小学生になると子どもだけで行動する機会が増えるので、小さいうちから「パパー、ワー・キャー、助けてー」など大声を出す練習をします。 実際のピンチのとき、一度叫んだだけでは「今の声なんだ?」「気のせいかも」と聞き流されてしまう可能性があります。声だけでなく、手をふり回したり、身ぶり手ぶりをつけたりする練習もしましょう。 小学校に入るとランドセルに防犯ブザーをつけますが、これも使い方の練習がとても重要です。つける位置としては、子どもの腰の位置くらいに引っぱるひもがあると、うでをつかまれたり、抱きつかれたときでも鳴らしやすいです。 躊躇せずに怖いと思ったら鳴らせるように練習しておきましょう。間違えて鳴らしたら「ごめんなさい」と謝ればいいですし、いたずらで鳴らさないことも教えます。つけっぱなしにせず、月に一度は音の大きさや、鳴らしやすい位置についているか、故障していないかの確認もしてください。 参照: 子どもの防犯・安全教育はいつから? 0歳から入学後までにできること【専門家解説】 (マイナビ子育て編集部)