【ハイライト動画あり】早稲田大学、筑波大学を堅守で圧倒し5連勝。ラグビー関東大学対抗戦
22分、早大はゲートオフサイドの反則から自陣ゴール前まで押し込まれるが、またしても鉄壁のディフェンスでインゴールを割らせない。早い出足でプレッシャーをかけつつも、反則を犯さない規律の良さで筑波大アタックを自由にさせなかった。
CTB福島のタックルでターンオーバーに成功すると、その勢いのまま敵陣に入り込み、CTB野中がインゴールに飛び込んだ。自らゴールも決め、スコアは44-7に。その後はセットプレーの時間が長く、両チーム得点を作り出せないままノーサイドとなった。
運動量の多さでディフェンスを牽引したFL田中勇は「ゼロに抑えたかったが、自分たちのやりたいディフェンスはできた」と試合を振り返った。
鋭い出足と低いタックルで前進を許さないことに加え、全員が立ち上がって組織ディフェンスを作り出し、数的優位を与えることがなかった早大ディフェンス。筑波大の強力なBK陣のアタックも見事に封じ切り、危なげない勝利を決めた。
次戦はついに早慶戦。「その年の成績に関係なく厳しい試合になる」(大田尾監督)ことが予想される伝統の一戦を前に、さらに勢いを加速した。このまま突き進む先は対抗戦全勝優勝、そして『荒ぶる』だ。もう早大は誰にも止められない。
文:村上結太/写真:権藤彩乃(早稲田スポーツ新聞会)
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