【ハイライト動画あり】早稲田大学、筑波大学を堅守で圧倒し5連勝。ラグビー関東大学対抗戦
12分、敵陣22mライン付近のマイボールラインアウトからのアタックで、WTB田中健想(社1=神奈川・桐蔭学園)がハイタックルのアドバンテージを得ると、HO(フッカー)佐藤健次主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)がアグレッシブにラック際に仕掛けて前進。早いテンポでボールを持ち出した細矢からオフロードパスを受け取ったNO8(ナンバーエイト)鈴木風詩(社4=国学院栃木)がグラウンディングした。
続く22分、相手ボールスクラムでコラプシングを獲得した早大はショットを選択。CTB(センター)野中健吾(スポ3=東海大大阪仰星)の正確なキックで3点を追加し、スコアは17-7とリードを広げた。さらに28分にもPG(ペナルティゴール)で3点を加えた。
31分、服部と筑波大SO楢本幹志朗の見ごたえのある蹴り合いから、両チームのコンタクトは熱を帯びる。
筑波大のアタックをハーフライン付近で止め続けた早大ディフェンス。26フェーズの強烈な肉弾戦は、WTB池本とCTB野中がタッチライン際でのラックを越えきり、早大に軍配が上がる。前半終了間際のラストプレーではCTB福島秀法(スポ3=福岡・修猷館)がスクラムからの攻撃でトライ。25-7で前半の40分を終えた。
続く後半も、序盤から激しい身体のぶつけ合いが繰り広げられた。ひと際存在感を放ったのはFL田中勇。高いワークレートで何度もタックルに入り、早大ディフェンスの要となった。
4分、矢崎が自陣から積極的にアタックを仕掛け守備を引き裂くと、持ち前の快足とステップで一気にゴール前まで侵入。早いテンポでアタックを継続し、筑波大のオフサイドを誘発した。
反則の位置からタッチに蹴り出すと思われたが、SO服部が意表を突き、右サイドに待ち受けていたWTB田中健にピンポイントでキックパス。難なくグラウンディングに成功し、早大は後半も先制した。
続く10分、早大は筑波大ラインアウトを2連続でターンオーバーし、勢いを強める。ハイパントキックからペナルティを得た早大は、敵陣ゴール前でラインアウトモールを形成し、最後はHO佐藤が今季対抗戦初トライ。37-7とさらにリードを広げた。