泉氏「人を見る目がなかった」後継の明石市長をXで批判 丸谷市長は困惑「意図分からない」
前明石市長の泉房穂氏が21日、後継指名した丸谷聡子市長について、「(私の)人を見る目がなかった」などと自身のXで批判した。丸谷市長は25日の会見で、「どのような意図で書いているかよく分からない」と困惑気味に語った。 【写真】明石に喧嘩売ってる? 神戸市PRポスターが物議 泉氏は21日、「おわび」と題し、「昨年の明石市長選で応援をした現在の明石市長の一連の対応につき、遅まきながらおわび申し上げたい。人を見る目がなかったということで、申し訳なく思っている」などと投稿した。 ■10月の衆院選、西村康稔氏を応援 「一連の対応」について泉氏は明らかにしていないが、丸谷市長は10月の衆院選の兵庫9区(明石市と淡路島3市)で、派閥の裏金事件で自民党の党員資格停止となり、無所属で出馬し、当選した西村康稔氏を応援。かつて泉氏が立ち上げた政治団体「明石市民の会」(解散)の一員として活動を共にし、衆院選で立憲民主党の公認候補として立候補した橋本慧悟氏=比例復活=の応援には入らなかった。 泉氏の投稿への感想を問われ、丸谷市長は「私自身はXをやっていないが、そういった情報は聞いている。どのような意図で書いているかよく分からず、どう答えればいいか分からない」と答えた。 西村氏を応援した理由については、「国と市をつなぐために尽力していただいたのは間違いないこと」と説明。「一つのルールとして、現職で、明石のためにお世話になった人は、要請があれば応援する」と自身の考えを述べた。橋本氏からは立候補の報告や応援の要請が「なかった」とした。 その上で「泉前市長が積み上げてきた子どもを核としたまちづくりはしっかり継続、推進している。誰よりも市民目線のまちづくりをやっていると自負している。今まで、そしてこれからの私の姿勢をみていただきたい」と力を込めた。(谷川直生)