【高校サッカー】阪南大高が履正社破って3年ぶり3度目の全国切符 後半の5ゴールで勝負決める
<全国高校サッカー選手権大阪大会:阪南大高5-0履正社>◇決勝◇9日◇ヤンマースタジアム長居 阪南大高が履正社を5-0で下し、3大会ぶり3度目の全国大会出場を決めた。 阪南大高は後半のゴールラッシュで試合を決めた。0-0の後半13分に主将のMF福本一太(いった、3年)が決めて口火を切ると、同19分、26分、35分、39分に加点。大差を付けて全国切符を手にした。浜田豪監督(47)は「本来のうちの形を作れなかった。自分たちから動こうと考えた」と前半からMF柏大輝(3年)、後半にはMF瀬尾優斗(2年)を投入。攻撃を活性化させて後半の連続ゴールにつなげ、全国切符をつかんだ。 阪南大高は、ボランチ福本とFW硲冬真(はざま・とうま、3年)はスケールの大きさを感じさせ、周りを固める選手も確かな技術と戦術眼を併せ持つ好チーム。夏のインターハイでは、優勝候補とされていた大津(熊本)に勝利し、プレミアリーグウエストで首位を快走する相手に高体連のチームとして今年唯一黒星を付けた。自主性を重んじる指揮官のもとでさらに成長を遂げたチームは、さらに上を目指す。福本が掲げた目標は「全国制覇」。多彩なサイド攻撃と好判断を全国の舞台でも披露し、旋風を巻き起こすつもりだ。【永田淳】