【箱根駅伝】帝京大学は過去最高の総合3位目標 山中博生主将「3強にチャレンジしていく」
11月の記録会で5人が自己ベスト更新
箱根のチーム最高成績は2000、2013、2020年の総合4位。「箱根駅伝総合3位」は新チームが始動したときから狙ってきた目標だ。 中野監督は「目標は絵に描いた餅ではなく、クリアすることを考えないといけない。口に出すだけじゃなくて行動としてやりなさい」と言い続けてきた。山中ら4年生を中心に最終ゴールに向けたプロセスを細かく設定。それを着実に踏んでいくことで、夏を過ぎたころから結果が出るようになった。出雲、全日本と安定した成績を残し、中野監督は「彼らがしっかり準備しているから」と説明する。全日本直後の日本体育大学長距離競技会10000mでもエントリーメンバー5人が自己ベストを更新し、上がり調子だ。 恒例の伊豆大島合宿も終え、本番まで残り3週間。チームの士気は高まっている。総合3位の目標達成へ、「新しい帝京」を体現する走りを期待したい。
浅野有美