エルフビューティー の新しいエンターテインメント戦略、エルフメイドの内側
記事のポイント エルフビューティーはエンタメコンテンツを作成するエルフメイドを設立し、素早い文化的対応を実現した。 アーンドメディア価値やKPIを活用し、投資効率と成果を厳密に評価。 多彩なエンタメ展開で学びを深め、オーディエンスとの会話を創出。 ここ数年、マーケターは文化的な時代精神における自分たちの立ち位置をひっくり返そうとしてきた。つまり、過去のモーメントに関するマーケティング活動を行うのではなく、自らモーメントを作り出そうとしている。化粧品ブランドのエルフビューティー(e.l.f. Beauty)が自社のエンターテイメント部門として、音楽、映画、ゲーム、スポーツに関するモーメントコンテンツを作成する役割を担うエルフメイド(e.l.f. made)を設立したのも、それが理由だ。 ショート形式のコンテンツがブームになったことにより、エルフビューティーのような広告主は、いわゆる文化のスピードに合わせて動くよう努めてきた。ブランドのアクティベーションのため、主要なエージェンシーとのパートナーシップは維持するが、社内にエンターテインメント部門を持つことで、この美容ブランドはトレンドに取り残されないスピードでブランドコンテンツを制作できるようになる。 DIGIDAYポッドキャストのこのエピソードでは、エルフビューティーの最高統合マーケティング責任者であるパトリック・オキーフ氏が、エルフメイドの設立、ブランドのエンターテインメント、新しいエンターテインメント部門の成功度の測定方法について語っている。 ここで、会話のハイライトをいくつか、わかりやすくするために短く編集して紹介する。
エルフメイドのメンバー
間違いなく、幅広い人材が集まったチームだ。ブランドチーム、クリエイティブチーム、そして統合マーケティングチームはみな素晴らしい。そしてもちろん、その洞察力をもってCMOを務めているコリー・マーチソットのことも信頼している。 しかし実際のところ、クリエイティブチーム、ブランドチーム、マーケティングチームの3者が協力し合うことが、文化のなかで何かが起きている瞬間に、それをすばやく取り上げ、タイムリーな方法で的確に対応するための魔法の秘訣となっている。