【動画解説】彗星と流星群 全国的にチャンス 日曜日は全国的に急な寒さも 良く晴れて天体観測日和
日曜日は急な寒さに注意が必要ですが、紫金山・アトラス彗星とオリオン座流星群の観測のダブルチャンスで、星空を眺めるには絶好のお天気になりそうです。
先週頃から紫金山・アトラス彗星が観測できるようになってきました。20日(日)頃までは彗星の高度がやや高くなり、明るさもまずまずで、彗星が最も観察しやすくなる時期だと予想されています。明るさは先週より若干暗くなり、2等から4等程度で、双眼鏡や望遠鏡で観測できる程度になりそうです。
さらに、21日(月)深夜に極大を迎えるオリオン流星群もピークがなだらかなため、前後数日間がチャンスとなります。月明かりが強いため条件はやや悪く、1時間に5個程度とされています。オリオン座近くの放射点に関わらず、流星は空全体に飛ぶので、月と反対側の空を広く眺めるのがポイントです。 天気は、19日(土)の夜は全国的に曇りや雨ですが、20日(日)夜はほぼ全国的に紫金山・アトラス彗星の観測チャンスです。東京では夜6時頃に西の空の30°弱の高さに見えます。まっすぐ手を伸ばしてこぶし3個分ほどの高さです。さらに、深夜も晴れて、オリオン座流星群も狙えそうです。
21日(月)夜は曇りがちになるので、天気的には20日(日)がいずれも観測のチャンスでしょう。ただ、日曜日からは朝晩が今までよりもグッと冷え込みますので、暖かくして観測するようにして下さい。 (気象予報士・長谷部愛)