ウエルター級は福永啄巳が新人王! 注目の金子佳樹からダウン奪い判定勝ち ボクシング東日本新人王T
プロボクシングの「第81回東日本新人王トーナメント」決勝戦は3日、都内で開催された。 各階級で精鋭が激突。東日本代表として「全日本新人王決定戦」に出場する権利をかけてリングに立った。 ウエルター級は福永啄巳(青木)と金子佳樹(金子)の顔合わせ。金子は初代金子ジム会長・繁治さんの孫で注目された。 福永は初回に右のカウンターでダウンを奪い、その後は巧みな技術で試合を進めた。最終5回はラッシュを見せて逃げ切った。 金子には3月に1回TKO負け。大一番でのリベンジに「よかった。一回負けたので…。次も頑張ります」と感涙。全日本へ向け「夢はウエルター級で世界王者になること。これは通過点。次も当たり前のように勝つ」と宣言した。 大会の模様はU-NEXTが独占ライブ配信した。解説した元OPBF東洋太平洋ウエルター級王者の亀海喜寛氏は「福永選手は丁寧に戦って見事に勝利を収めた。しっかり相手の右を流して、自分のボクシングをする。作戦の勝利でもある」と称えた。 また、スーパーフライ級は高橋秀太と大橋昌彦による「角海老宝石」所属の同門対決となった。試合は先輩の高橋が判定勝ち。12年ぶりとなった同門対決を制し「やりにくかった」と振り返った。