最高額は誰だ! サッカーU-23日本代表、市場価値ランキング11~20位。飛躍に期待の若手たち
日本サッカー協会(JFA)は15日、U-23マリ代表戦(3/22)とU-23ウクライナ代表戦(3/25)に臨むサッカーU-23日本代表メンバーを発表した。その中で最も市場価値が高いのは誰なのか。データサイト『transfermarkt』が算出したデータをもとに市場価値ランキングを紹介する。※市場価値は3月21日時点。
20位:染野唯月 生年月日:2001年9月12日(22歳) 市場価値:35万ユーロ(約4900万円) 所属クラブ:東京ヴェルディ 23/24リーグ戦成績:4試合0得点0アシスト 染野唯月は、尚志高校で2年生のときに全国高校サッカー選手権大会の得点王となり、2020年に鹿島アントラーズに加入した。しかし、分厚い選手層に阻まれてなかなか出場時間を増やせず、2022シーズン途中に東京ヴェルディに期限付き移籍した。すぐに定位置を獲得すると、シーズン終盤にはJ2で3試合連続得点を記録するなど、ブレイクの兆しを見せる。 しかし、鹿島に復帰した2023シーズンはやはり定位置争いに苦しんだ。後半戦は再び東京ヴェルディに加わって、J2で18試合に出場して6得点を記録。チームのJ1昇格に貢献し、自身は期限付き移籍で東京ヴェルディに残っている。 染野は前線にとどまるタイプのFWではなく、中盤に下がってパスを引き出したり、サイドに流れてスペースを生み出すこともできる多彩なアタッカーで、ヴェルディの攻撃では重要な役割を担っている。 過去2シーズンの染野は、シーズン途中に期限付き移籍をしたことで結果を残した。シーズン開幕からレギュラーというのはプロキャリアで初めてのことであり、大きな飛躍の年になるかもしれない。
19位:山田楓喜 生年月日:2001年7月10日(22歳) 市場価値:40万ユーロ(約5600万円) 所属クラブ:東京ヴェルディ 2024リーグ戦成績:4試合2得点0アシスト 京都サンガF.C.の下部組織で育った山田楓喜は、2020年にトップ昇格し、プロ3年目の2022シーズンから出場機会が増えていった。ただ、2023シーズンはJ1で17試合に出たものの、先発は8回で定位置確保には至らず。今季は東京ヴェルディに期限付き移籍で加入している。 この移籍は、ここまで大当たりだ。開幕戦の横浜F・マリノス戦で先発出場すると、いきなりFKを直接決めた。さらに第4節のアルビレックス新潟戦でもFKを直接決めて、最高のスタートを切っている。 U-23日本代表では、22日に行われたU-23マリ代表戦で得意のFKが先制点のきっかけになっており、好調を印象づけた。2024シーズン好発進の山田は、現在40万ユーロ(約5600万円)の市場価値を一気に高める可能性がある選手と言えるだろう。