最高額は誰だ! サッカーU-23日本代表、市場価値ランキング11~20位。飛躍に期待の若手たち
18位:鈴木海音 生年月日:2002年8月25日(21歳) 市場価値:40万ユーロ(約5600万円) 所属クラブ:ジュビロ磐田 2024リーグ戦成績:なし ジュビロ磐田の下部組織で育った鈴木海音は、パリ五輪世代屈指のDFと評価されてきたが、市場価値は伸び悩んでいる。 17歳だった2020年にプロ契約を交わした鈴木は、2021年に正式にトップチーム昇格を果たしたが、この年はリーグ戦での出場がなかった。それでも2022シーズンに栃木SCに期限付き移籍で加入すると、J2で34試合に出場して経験を重ねて磐田に復帰している。 2023シーズンの鈴木は、リーグ戦22試合に出場して磐田のJ1昇格に貢献した。しかし、伊藤槙人らが戻ってきたシーズン終盤はベンチにも入れないことがあり、2023年6月から同年12月にかけて市場価値の変動はなかった。 身長182cm・体重72kgと、センターバックとしては上背に欠けるが、クレバーで判断も的確な鈴木。市場価値を再び上げていくには、まず出場機会を増やしたいところだ。
17位:野澤大志ブランドン 生年月日:2002年12月25日(21歳) 市場価値:40万ユーロ(約5600万円) 所属クラブ:FC東京 2024リーグ戦成績:なし 野澤大志ブランドンは、FC東京の育成組織出身で、2020年にトップチーム昇格を果たした。J1ではなかなか試合に出られず、2021シーズン途中からいわてグルージャ盛岡に期限付き移籍して1年半にわたってレギュラーを務めて経験を積んでいる。 野澤は2023シーズンにFC東京に復帰してしばらく控えだったが、シーズン終盤に元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィクからポジションを奪い、リーグ戦10試合に出場した。その活躍が評価されて日本代表に招集されると、出場機会こそなかったものの、第3GKとしてAFCアジアカップ2023に参加している。 しかし、2024シーズンは良いスタートを切れなかった。アジアカップ参加の影響もあってクラブで出遅れると、V・ファーレン長崎への期限付き移籍から戻ってきた波多野豪に正GKの座を譲る形になっており、今季のJリーグにはまだ出場していない。U-23日本代表としては、22日に行われたU-23マリ代表戦で失点につながるミスをしてしまい、好印象を残せなかった。 野澤の市場価値は、2023年1月に20万ユーロ(約2800万円)だったが、1年で2倍の40万ユーロ(約5600万円)となった。このまま飛躍を続けるため、まずはクラブでゴールを守ることが重要になりそうだ。