最高額は誰だ! サッカーU-23日本代表、市場価値ランキング11~20位。飛躍に期待の若手たち
14位:大畑歩夢 生年月日:2001年4月27日(22歳) 市場価値:50万ユーロ(約7000万円) 所属クラブ:浦和レッズ 2024リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト 大畑歩夢は、パリ五輪世代期待のサイドバックだが、市場価値は伸び悩んでいる印象だ。 サガン鳥栖の育成組織で育った大畑は、2020年にトップチーム昇格を果たした。1年目からJ1でプレーすると、2年目はレギュラーに定着してリーグ戦30試合に出場し、2022年から浦和レッズでプレーしている。 2022シーズンは好スタートを切り、すぐに左サイドバックのレギュラーに定着した。しかし、4月に左眼窩底と頬骨を骨折して離脱を強いられ、シーズンを通してプレーすることができなかった。2023シーズンは明本考浩、荻原拓也に次ぐ3番手の序列となり、リーグ戦の先発はわずか4回と苦しんでいる。 市場価値は2023年1月に60万ユーロ(約8400万円)まで上がったあとで45万ユーロ(約6300万円)まで下がり、現在は50万ユーロ(約7000万円)だ。ミスが少なく、最終ラインに安定感をもたらせることが大畑の魅力だが、チームでの序列を上げるには、突出した武器も欲しいところかもしれない。
13位:荒木遼太郎 生年月日:2002年1月29日(22歳) 所属クラブ:60万ユーロ(約8400万円) 所属クラブ:FC東京 2024リーグ戦成績:4試合4得点0アシスト 荒木遼太郎は、名門・東福岡高校で10番を背負って活躍し、2020年に鹿島アントラーズに加入してプロとしてのキャリアを始めた。 プロ1年目からJリーグで26試合に出場した荒木は、2021シーズンに36試合に出て10得点を記録し、同シーズンのベストヤングプレーヤー賞を受賞。2022年1月に市場価値は95万ユーロ(約1億3300万円)まで上昇した。 しかし、背番号を10に変更して臨んだ2022シーズンは、腰椎椎間板ヘルニアを患ってシーズンの大半を欠場した。2023シーズンは戦術的な理由で出番が少なく、2年連続でリーグ戦の出場は13試合にとどまっている。その影響で、市場価値は60万ユーロ(約8400万円)まで下がった。 それでも、2024シーズンは期限付き移籍でFC東京に加入すると、過去2シーズンの鬱憤を晴らすかのように大活躍しており、開幕戦のセレッソ大阪戦で2ゴールを決めたのを皮切りに、ここまで4試合で4得点を挙げている。 ボールを持ったときに相手に与える恐怖はパリ五輪でも屈指の能力がある荒木。FC東京加入は、本人にとってもU-23日本代表にとってもポジティブなことかもしれない。