21日以来の先発出場、大リーグで2度目の4安打

カブス戦で適時安打を放ったレッドソックス・吉田正尚【写真：Getty Images】

　米大リーグ、レッドソックスの吉田正尚外野手が27日（日本時間28日）、本拠地ボストンで行われたカブス戦に「6番・DH」で6試合ぶりの先発出場。今季初、大リーグでは2度目となる1試合4安打を記録し、今季打率を.269とした。カブスに17-0と大勝した試合後アレックス・コーラ監督は「彼が私たちのDH」「スイングはさらに速くなった」と活躍をたたえた。 【画像】「乳首に向けて引き上げよ」　米で注目集める吉田正尚のユニホームの着こなし写真 　吉田は20日（同21日）のパイレーツ戦を最後にスタメンを外れ、ベンチを温める日々が続いていた。この日は2回の第1打席で左翼グリーンモンスターを直撃する安打を放つと、4回先頭では右前打。5回は無死一、二塁の好機で三ゴロに倒れたものの、7回先頭の第4打席は右前打。8回に回った第5打席では2死一、二塁から中堅左へ適時二塁打を放った。 　試合後、米マサチューセッツ州地元局「NESN」の試合後番組によると、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は吉田が久々の出場となったことを「彼は優れた選手であり、優れた打者だ。彼は私たちのDHだ。先週はたまたまタイラー（オニール）がDHに入ることになり、ラフィ―（デバース）が素晴らしかった」と説明。 　さらに「彼と冗談を言っていたんだ。『あと6日休んでから出場ね』と言ったら、彼は『僕は先発投手じゃないよ』と言っていた」と舞台裏を明かす。 　4安打の活躍についても「私たちはみんな知っているよ（笑）。彼のスイングはさらに速く、クイックになった。彼はしっかりと休養を取っていたから、私たちはそれを予期していたよ」と、当然信じていたと言わんばかりだった。