第1子妊娠中のゆうこす。軽いひと目ぼれで出会った夫・たなかは誠実すぎる人。3年間の交際を経て“逆算結婚”へ!
将来を見すえて“逆算結婚”!妊活クリニックには必ず2人で行って、診察後はデートも
――たなかさんとのなれそめを教えてください。 ゆうこす ライブ配信アプリ「SHOWROOM」での配信企画で初めて会ったのですが、お互い、軽いひと目ぼれのような感じで。たまたま帰る方向が一緒だったので、話して仲よくなったのがきっかけです。約3年間つき合って、交際中から同棲もしていました。当時から夫とは、「いつか2人の子どもが欲しいね」と話していましたね。 私、中学・高校の性教育で「避妊しないと妊娠する」と習ってから、「赤ちゃんは避妊しなければ簡単にできるもの」だと思い込んでいたんです。でも、大人になってからまわりの友人の話を聞いたりして、“妊活”の存在や大変さを知りました。 それで「30代前半で出産したい」というところから逆算して、これから人工授精や体外受精といったステップを踏む可能性や、そのためにまずは自然妊娠を試みることを考えて、早めに結婚しておこう、となったんです。名づけるなら“逆算結婚”といった感じですね。 ――YouTubeでも話していましたが、妊活をするにあたってたなかさんが「プレゼン」をされたそうですね。 ゆうこす 子どもが欲しいというのは2人の意志なのに、実際に妊活・妊娠となると、子宮がある女性が主に頑張らなきゃいけないじゃないですか。だから、私が母体として頑張る分、夫には妊娠にあたっての体の変化を知っておいて欲しい、なんなら私がわからないことを全部教えられるくらいになって欲しいと、妊活前に夫に話したんです。 すると夫自身も勉強したいという気持ちがあったようで、本を何冊も買ったり、AIチャットボットに聞いたりしながら調べて、時間を作ってプレゼンをしてくれました。「妊活のスケジュールはこういう感じで、こんな病院があって、妊娠すると何週でどうなって、こんなトラブルが起きる場合があって…」と、詳しく資料にまとめて、説明してくれたんです。 ――実際に、妊活ではどのようなことをしましたか? ゆうこす まずは、ブライダルチェックを受けました。その結果を見て、より健康面を万全にして挑むために、食生活に気をつかったり、抗体検査を受けて抵抗力が不十分なものはワクチンを打ったり。少し手間がかかりましたが、自分の体のことを知るいいきっかけになりましたね。 そのあと、本格的に妊活をスタートさせました。お互いのスケジュールが合わなかったり、私は写真集の撮影もあったので、ところどころ中断しながらも妊活専門のクリニックに通いました。 ――クリニックへはたなかさんもつき添われましたか? ゆうこす 病院に行くときは、ちょっとした採血や結果説明など、15分で終わるようなときも、必ず2人で行くようにしていましたね。夫が時間に融通がきく職業だからできたことではあるのですが、こうすることで、通院がどれだけ大変かを夫にも認識してもらうことができました。 それと、病院に行ったあとは必ず「2人でデートをする」と決めていたんです。今月は3回病院に行かなきゃ、となったときも「3回もデートに行けるんだ!」と考えて、診察が終わったら「じゃあ、サクッとパンケーキでも食べますか!」と切り替えることで、つらいこともどうにか乗り越えることができました。 2人で通院することにしたのは、夫が「俺は絶対ついていく!」という感じだったからなんです。夫は私に対して、感謝の気持ちと、妊娠から出産の体の負担を分担できないことにふがいなさを感じているようで。病院につき添ったところで、結局、命をかけて子どもを産むのは女性のほうで、平等にはならないとはいえ、少しでも支えになれたり私の体のことを知っておきたいという気持ちが強くあるように思えました。 あとは妊活を始めるころに、漫画家の峰なゆかさんが自身の経験をもとに描かれているエッセイ漫画、「わが子ちゃん」を2人で読んだんです。ゆるふわな育児エッセイや漫画とは違って、夫に対する怒りなどが痛快に、面白おかしく描かれているんですけど、それを読んで夫は「なるほどー!!」と。もしかしたらそれで、思うところがいろいろあったのかもしれません(笑)