“泥酔警察官”がタクシー運転手に暴行で逮捕、自宅の外に響いていた「怒鳴り声」
ローンは「組み直し」
娘たちと一緒にいたという話は聞こえてこなかった。 「子どもの学校行事や父兄参観には、かわいらしくて優しそうな奥さんが参加して、ご主人は見かけたことはありません。お嬢さんたちの学校や習いごとの送り迎えは、近所に住んでいる奥さんの祖父母が手伝っているようです」(前出・住民女性) 暴力団や犯罪組織の取り締まりを主に行う『組織犯罪対策課』に所属する金田容疑者は、家庭よりも仕事一筋だったのか。自宅周辺や近くの商店街で、容疑者が酒を飲んでいるという様子はまったくなかった。 「奥さんは普段、愛想よくて外面はいいけど、家の中だとかなりキツイみたい。しょっちゅうご主人を怒鳴りつけている声が家の外まで聞こえていましたから。ご主人は完全に奥さんの尻に敷かれていましたね。あの感じだと、家で晩酌なんて、とてもできなかったのでは。奥さんは子どもにも厳しくて“お母さんが家の中に入れてくれない”って、娘さんが外に出されていることもよくありました」(別の近所住民) そういった証言から恐妻家かもしれない金田容疑者は、事件の前日に外で酒を飲んでいたのだろうか。 「中野区から江戸川区の自宅まで、タクシーで帰宅すれば深夜割増を含めて、1万円を超えます。中野区から事件があった板橋区中板橋までのタクシー料金は4000円ほど」(前出・全国紙社会部記者) 今後の金田容疑者の処遇は捜査結果を待つことになるが、警察官を免職した場合、家のローンは組み替えることになりそう。 「ローンは警視庁の職員でなければ借りられないものなので、他社でローンを組み直して、それで残金を一括で返済してもらうことになります」(警視庁職員信用組合) 金田容疑者が職を失えば、自らの名義ではローンを組むことは困難になるだろう。状況が厳しければ、自宅は売却ということにもなりかねない。 「2年前に外壁を塗り直して、今年は給湯器を『エコキュート』に取り換えたばかりなのに」(前出・住民女性) どんな家庭の事情があろうとも、損なってしまった警察への信頼は取り換えがきかない。