【箱根駅伝トークバトル】上位校指揮官がエース指名 鶴川、篠原、平林…大会の顔ずらり
来年1月2、3日に行われる第101回箱根駅伝に向けて恒例のトークバトルが10日、都内で行われた。2連覇を目指す青学大の原晋監督ら前回の上位5校の指揮官が集い、多くのテーマについて熱弁した。 各校のエース1人を指名する場面では、指揮官が思いを熱く語った。青学大の原監督は、1万メートルチーム最速の27分43秒33を出して絶好調の鶴川正也(4年)を指名。「エースは鶴川です。3年間苦しみ、最後の箱根駅伝ではやってくれると思う」と期待を込めた。 前回2位の駒大の藤田敦史監督は、主将の篠原倖太朗(4年)を指名。「過去に田沢廉、鈴木芽吹という歴代エースの末っ子のような形だった。主将となりチームのことも考え、1回りも2回りも成長した。非常に頼れる存在になった。彼には最後、箱根でも責任ある区間を走ってほしい」と話した。 前回3位の城西大の櫛部静二監督は斎藤将也(3年)の名を挙げ「キムタイもいるが、練習の場面で一緒にやる場面が多い。率先してリードして最後まで競っている。練習の場面で気持ちを持っている」と理由を語った。前回4位の東洋大の酒井俊幸監督は前回2区を走った主将の梅崎蓮(4年)とし、来年2月の大阪マラソン参戦を明かしつつ「全日本以降コツコツ、黙々と取り組んでいる。チームを引っ張っている」と話した。 学生駅伝3冠に王手を懸けている前回5位の国学院大・前田康弘監督は初マラソン日本記録保持者の絶対エース・平林清澄(4年)を指名し「出雲、全日本を獲れたのも彼がど真ん中にどっしりいたから。主将であり寮長であり、エースで3足のわらじ。うちだけでなく学生界の、世界に向けての先駆けに彼がなってくれれば」と力説した。