【年金】「赤いハガキ」の催告状とは? 対処法やポイントを年金アドバイザーが解説
年金の催告状が届いたらどうすればいい?
国民年金保険料を払っていない方に届くものですが、怖がる必要はありません。 たとえば転職の際に期間が空いてしまった結果、1ヶ月でも国民年金に加入し保険料を払っていなかった方にも届くことがあります。 納付漏れを防ぐためのリマインドと思ってもよいでしょう。 保険料を支払う余裕があって期限の切れていない納付書があれば、金融機関やコンビニで速やかに支払いましょう。 納付書をなくしてしまった、もしくは期限が切れてしまった場合には年金事務所に連絡すれば再発行してもらえます。 経済的に保険料を納付することができない場合は、国民年金保険料の免除申請、納付猶予制度があります。 国民年金保険料免除・納付猶予制度の申請は納付期限から2年を経過していない期間について、さかのぼって申請することもできますので早急に申請すると良いでしょう。 次の章では、こうした催告状を放置するとどうなるか、そして危険性についてもみていきたいと思います。
「国民年金未納保険料納付勧奨通知書(催告状)」、放置していたらどうなる?
ハガキが届いた後も国民年金保険料を納付したり、なんらかの対応をしたりしなかった場合には、違う色の封書が送付されます。 それでも納付に応じない場合「最終催告書」が送られてきます。そして最終催告書の期限までに納付しないケースでは、督促状が送られてくることになるでしょう。 この督促状の納期限までに国民年金保険料を納付すれば延滞金はかかりませんが、納期限を過ぎると延滞金も支払わなければなりません。 督促状は本人だけでなく、連帯納付義務者(世帯主や配偶者)がいる場合、連帯納付義務書に対しても送付されます。世帯主や配偶者がいる場合は、それらの方々の財産の差し押さえが行われることもあります。 督促状で指定した期限までに国民年金の保険料を納付しない場合は、延滞金を支払わなくてはいけません。 もし国民年金保険料を支払えない場合、早めに年金事務所に相談しましょう。 相談することで、年金保険料の免除対応を受けられるかもしれません。