50歳独身で「年収700万円」「貯金2000万円」です。定年退職後は悠々自適に過ごしたいのですが問題ないでしょうか?
独身で老後を過ごす場合の注意点
夫婦であれば、お互いの年金や貯金を必要に応じて使用できます。もし子どもがいれば、子どもに助けてもらうケースもあるでしょう。しかし、独身のまま老後を過ごす場合、病気やけがをしたときの病院代や、施設への入所代、介護サービス料などもすべて自分の年金と貯金から支出が必要です。 また、配偶者や子どもがいない場合、万が一自己判断ができなくなったときの後見人も決めておきましょう。自分で判断ができるうちに後見人にしてほしいことなどを決め、契約を結んでおくと認知症になったときなどの手続きをスムーズに進めやすくなります。
年収700万円で貯金2000万円ならゆとりのある老後を送れる可能性が高い
年収が700万円の方が貯金2000万円を保有している状態であれば、老後は趣味に没頭したり旅行へ行ったりといった自由な生活を送れる可能性があるでしょう。年収が平均より高いと受け取れる年金額が平均額より高くなり、年金額だけで必要な支出を超える可能性があるためです。 しかし、独身で老後の生活を送っていると、大きな病気やけがをしたときに自分で対応しなければなりません。万が一認知症になったときに備えて後見人選びも必要でしょう。独身のまま過ごす場合は、なるべく早く、もしものときにどうするかを決めておきましょう。 出典 国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査(21ページ) 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年) 表番号4 総務省統計局 家計調査報告 家計収支編 2023年(令和5年)平均結果の概要(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部