京都駅直結! 京都の百名店が新たに手がけるのは、スパイスラーメンとカツカレーがメインの新店
辛いだけではなくトマトやレモンの酸味と辣油には黒酢やチャツネなどもミックスしてあり、さらには隠し味に東南アジアの発酵調味料であるガピも使用。それらによる多層的な酸味が印象的で、これが非常においしいのです。
麺は京都で人気の製麺所「麺屋 棣鄂(ていがく)」の麺を使用。鶏と豚のスープに鰹だしも加えたスパイススープは辛さ増しにしてもその辛さは残らずスッと引くのが心地よいです。
ミニカツカレーのカツは通常の半分、ライスは90gでバスマティライスなのでペロッといけてしまう量。カツは粗めのパン粉を使用したサクサクの衣。カレーはフルーティーさとスパイシーさの見事な止揚。「フルーツと野菜でソースを作るイメージで仕上げたんです」とオーナーシェフが語ってくれました。
場所柄スパイス料理に慣れていない一般層も多く、そんな方には京風チキンカレーがおすすめ。スパイスラーメンもカツカレーも良い意味でクセがあるわけですが、それこそがスパイス料理の醍醐味なのでスパイス好きならこのスパイスラーメンとカツカレーはわざわざ食べに行く価値が大いにあります。
今後は夜のおつまみも展開してスパイス飲みで利用できるようにしたいとのこと。トッピングしたヤゲン軟骨のアチャールも確かにお酒のアテとなりそうなおいしさで、今後の展開もさらに楽しみです。
「INDIA GATE」「SPICE GATE」に続き、「SPICE TRY」で「食べログ ラーメン WEST 百名店」に選出されたら三冠王です。その可能性も大いにあると期待が膨らむ新店。カレー好き、ラーメン好きはもちろん、ジャンル問わずおいしいもの好きな方は要チェックのお店ですよ。
※価格はすべて税込
SPICE TRY
住所: 京都府京都市下京区東塩小路釜殿町31-1 近鉄名店街みやこみち
撮影:カレーおじさん 文:カレーおじさん、食べログマガジン編集部