小池都知事が記者会見7月3日(全文2完)全ての店が危ないわけではない
感染を広げた夜の街の店や利用客をどう思うか
東京新聞:そうしますと感染防止策を徹底せずに、残念ながら感染を広げてしまった夜の街のお店ですとか、利用客の方もそうかもしれないですけど、知事は今率直にどういうふうに思っていらっしゃいますか。 小池:例えば新宿でもきちんとつかめている当局等が、実態をつかめているところとそうでないところと、それぞれです。積極的に受けていただいているというのは、いろいろと、もともと協力していただいている部分。それ以外のところをどうやって手を伸ばしていくのかというのは厳しいところはあろうかと思いますけれども、それでもやはりそこのお店から感染者が出ていくということは、またそれも封じ込めるということになると、それは社会的にもマイナスになってくるし、何よりもそのお店そのものが立ちゆかなくなることになるかと思います。 そういったことから、今流れはかなり変わってきているというふうに考えておりますので、引き続きこの夜の街対策ということについては利用者の皆さんにもご協力いただいて進める、それが方法であろうかというふうに、いろんな試行錯誤を重ねつつ、そのような流れをしっかりとこれからもつくっていきたい、そう思っております。じゃあ最後で、すいません。
都独自の協力要請はないのか
テレビ東京:すいません、テレビ東京の吉田です。よろしくお願いします。経済と感染対策の両立を図る考えを示されていますけれども、今後感染の拡大が続いた場合にどのくらいの規模になったらその比重を感染防止に置くことになるのでしょうか。先ほどもおっしゃっていたように、国の緊急事態宣言が出ない場合は、都独自に協力要請することなどはないということでしょうか。お考えをお聞かせください。 小池:これからも感染症や、また医師のご協力の下で分析をしながら、やはり都民の皆さま方の命とそして健康、それを守っていく、これをまずベースとして、一方で経済社会も守っていく。私は特に今ようやく子供たちが学校に戻っているんです。この学校に行くことを社会、東京全体でまたしばらくはオンラインねという状況にならないためにも皆さま方のご協力をお願いしたいと思っております。経済社会の両立もさることながら、私はそうやって子供たちがうろうろするような、学校に行くの、行かないのというような状況になるのは社会全体としてマイナスであると。そのために何をすべきかというのは専門家の皆さま方のご意見も伺いながら都としての姿勢を決めていきたいと考えております。 オール東京でがちっと、これまでステイホームは1都3県も含めて、また全国含めて態勢を取ってきましたけれども、それ以外の方法として、やはり業態別、そしてまた地域別、やり方が幾つかあろうかと思います。さまざまなことを参考にしながら最も有効で、かつ皆さま方のご協力を得やすい方法で行っていく。必要があればそのようにしていきたいと考えております。では、以上でございます。 記者:知事、仲間内だけ当てないでくださいよ。仲間内だけ当てないでください。 小池:お顔が見えませんので、失礼しました。 記者:ちょっといいですか。 司会:東京都からご案内をさせていただきます。知事の定例記者会見でございますが、ただ今、終了いたしました。知事の定例記者会見、ただ今、終了いたしました。ご協力いただきありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が記者会見7月3日