小池都知事が記者会見7月3日(全文2完)全ての店が危ないわけではない
モニタリング会議をオープンにする考えは
東京新聞:東京新聞の岡本です。よろしくお願いします。今のモニタリング項目の専門家の分析に関してなんですけれども、都の示されている仕組みでは、この分析を基に都のモニタリング会議を開いて評価をするというふうにご説明いただいていました。都民にとってはこういう分析を基に、都がどういう議論をして評価をしたのかという非常に関心が高いところだと思うんですが、このモニタリング会議を例えばオープンにするとか、少なくとも議事録を公開するとか、そういうお考えはありますでしょうか。 小池:モニタリング会議はこれまでもオープンに行っております。そして先生方のやりとりっていうのは、これは本当に3時間掛けての自由なご討議ということで、それについては結論をご紹介をするということでございます。
夜の街対策は失敗だったのか
東京新聞:東京新聞の小倉と申します。よろしくお願いします。夜の街での感染について、知事はかなり早い段階から着目されて、3月末には夜の街の店の利用自粛を呼び掛けたりされております。それからもう3カ月たちますけれども、その間、休業要請に応じない店があったり、集団検査では今も多くの人が確認されています。収束が見通せない中で、そこからさらなる市中感染の恐れも出ています。 ほかの取り組みはともかく、接待を伴う夜の飲食店という1点について言えば、これは都民からの指摘も出ていますけれども、夜の街対策は失敗だったというふうなご認識はおありでしょうか。 小池:別に失敗をしているということは言えないと思います。それだけ難しい部分もあろうかと思います。いろいろ調査中となっておりますのは、また調査中の中に(夜の街)というのでお伝えすることがあるんですが、夜の街特有の、聞き取りの際もなかなかそのときご一緒だったのはどなたですかとか、そのあとどうされましたかというようなことについては、なかなか教えていただけない部分もあるというのも現実であります。 そういった中で、ただやはり昨今はむしろ事業者の方々が、中にはステイホーム中もある意味アングラでやっていた方もいらっしゃるでしょうし、またそういう中でいろいろな背景からお昼間のお勤めから夜のアルバイトから、なかなか言い出せないというような事情も、これあり、なかなか対策というのは難しいところがあります。 ただ、それではお店が立ちゆかなくなるという話になりますと、やはり検査を受けていこうというような中身に今変わってきつつあるのではないか。今日もこのあと池袋のほうにまいりますけれども、むしろそこは地域としてなんとかしていこうよと、ずっとこのコロナでやられていたら商売上がったりだぞということにつながっていくことのほうが、私はいろんな形で進める、試みはこれまでも幾つもやってまいりましたけれども、そういった形で進めていくのが妥当ではないかなというふうに考えております。