子どもが眠くなる環境づくり、寝室だけではダメだった! 一級建築士ママが教える、今すぐできる「早寝のコツ」
(1)に関してはまぶしいので早めに消します。(2)には調光機能がついているために段階的に少しずつ暗くしていきます。(3)だけになるとかなり暗くなるので、寝室に行く直前の準備程度で使うことにしています。
リビングに複数の照明がないご家庭の場合は、LDK全体を見て、キッチン→ダイニング→リビングのように照明を段階的に暗くしていくことがおすすめです。少しずつ暗くなることで、子どもの中で「寝るための心の準備」ができるようになってきます。習慣化していくことで「もう寝ようかな」と言い出すお子さんもいるかもしれません。わが家でも部屋が段々と暗くなってくると「そろそろベッドに行こうかな」が口癖です。 余談ですが、わが家は建売なのでどうしようもなかったのですが……写真のように照明でエアコンを照らすのはオシャレではないので、照明置き場も事前検討が必要ですね。
LDKや寝室にオススメの照明は?
多くの家で設置されている天井付けのシーリングライトやダウンライトは、活動時に十分な光量が確保できるので、とても便利です。ところが就寝時には明かりが強すぎて、メラトニンの分泌を邪魔してしまうことになりかねません。 ですからLDKと寝室、どちらの部屋も調光・調色機能付きの照明器具を選ぶことをおすすめします。調光は光の強さを調整できる機能、調色は色味を調整できる機能です。日中の動く時間、勉強時間、そして就寝前から就寝時と、活動目的によって調光、調色することで、活動をよりスムーズに、効果的に進める手助けになるでしょう。また、間接照明を使うのも有効です。 では、間接照明や調光機能がない場合はどうしたら良いのでしょうか? 次回、解説いたします。
【Profile】オンライン建築士とも(@tm_tegaki_pers)
7歳女の子と4歳男の子を育てる一級建築士ママ。大学卒業後、新卒で積水ハウス株式会社に入社。9年間で戸建や賃貸住宅の設計を経験し、独立。インスタでは「今も未来も住まいを愉しむ家づくり」をモットーに発信。家づくりのサポートや間取りのセカンドオピニオンをしながら、住まいを通して豊かな人生を送る人を増やすために活動。