バイエルンMFサラゴサにレンタル移籍の可能性が急浮上 加入から半年足らずでスペインに帰還か
イタリアのクラブも熱視線
バイエルン・ミュンヘンのMFブライアン・サラゴサが他のクラブにレンタル移籍する可能性があるようだ。ドイツ紙『Bild』が伝えている。 サラゴサは、今年2月にグラナダから移籍金1800万ユーロ(当時のレートで約29億円)でバイエルンに加入した。当初両クラブは今年夏にサラゴサが移籍することで合意していたが、FWセルジ・ニャブリやFWキングスレイ・コマンなどサラゴサと同じサイドアタッカーのポジションの選手達が相次いで怪我による戦線離脱となったため、移籍時期を前倒ししてバイエルンにやって来たという経緯がある。 しかし、当時バイエルンの指揮を執っていたトーマス・トゥヘル前監督は、サラゴサがドイツ語を話せないことによるコミュニケーション不足などを理由に同選手をあまり起用せず、結局昨シーズン後半での公式戦出場は7試合にとどまった。 こうした昨季の状況に加えて、既にMFマイケル・オリーセを獲得し、さらにサラゴサの加入時には不在だったニャブリやコマンらも怪我から復帰していることから、バイエルンの2列目は明らかに飽和状態となっている。そのため、マックス・エバール取締役をはじめとしたバイエルンの首脳陣は人員整理のためサラゴサを買い取りオプションが付いていない形で他クラブに移籍させることを検討しているようだ。 イギリスの衛星放送『SKY』もサラゴサの去就について報道している。同メディアによると、既にスペインのジローナが同選手の有力な移籍先候補として浮上しているが、一方でイタリアの複数のクラブも獲得に興味を示しているという。 グラナダからバイエルンへのステップアップを果たしてからわずか半年足らずしか経っていないが、サラゴサは再び移籍することになってしまうのだろうか。
構成/ザ・ワールド編集部