美食のレストラン、世界一のチョコレート…知られざるフランスの”世界一美しい湾”のある場所
リピーター続出のオーガニック食材店
レ・サーブル=ドロンヌの「Ferme la Goulpière(ラ・グールピエール)」は、環境を敬い、土地の恵みを大事に考える有機農場で、店舗で販売されているすべての商品は、ここの有機農場で生産および加工されている。 1979年農家としてスタート。その後、1998年に加工業も始め、有機農業で飼育した牛、家禽、豚などを、併設のオーガニックショップで販売するように。店内のショーウィンドウには、チーズ、牛乳、ヨーグルトなどのデイリー製品、エサや育て方にこだわった肉、デリカテッセンなどが並ぶ。 客は自分の容器を持って訪れ、クリームの上澄みが残る濃厚なミルクを欲しいだけ注ぎ、自家製のチーズやヨーグルトはタッパーに入れてもらって、会計する。 近場で輸送コストがほぼかからないせいなのか、値段は驚くほど安い。そして当然、新鮮だから、町中から離れたぽつんと一軒家なのに、客足が途絶えることがない。 近隣の住民からは「買うのも、食べるのもうれしくなる店」「味の再発見ができるすばらしい食品」などという声が寄せられる。 〇Ferme la Goulpière
客と生産者ワイナリー「つなげる」極上レストラン
「つながり」を意味する「LE LIEN(ル・リアン)」は、高校時代の同級生だったふたりが今年3月にオープンしたばかりの新店。ジョルダン・マルティノーがサービスを、フロランタン・ポティエが厨房を担当しており、地元産の食材を使った料理やローカルワインを通して、お客と食材の生産者、ワイナリーを結びたいという想いから名づけたという。 また、皿を彩る食材どうしを「つなげる」ソースが、前菜、主菜のすべてに後添えされ、テーブル上でかけてくれる演出は、食前の儀式のようで心躍るものがある。 周囲は自然に囲まれたのどかな風景でも、料理の完成度はどれも高く、洗練されており、美食を求める欲求は十分満たされるだろう。 〇LE LIEN 前菜とメインの2品で26€、デザート付きの3品コースは39€。 どれも食前に小さなスープとスターター付き。