【ボートレース】菊地孝平がGPトライアルでF、魚谷智之が電撃引退~12月のボートニュースまとめ~
岩橋裕馬がついにF
16年5月18日のデビューからずっとスタート無事故を続けていた岩橋裕馬が、12月15日の丸亀一般戦5日目準優10Rで4艇による集団Fの一員となり、5コースからコンマ03のFをついに切ってしまった。デビューからのスタート無事故記録は今泉友吾の1814走。岩橋は1648走で分かる範囲での2位の記録。 12月11日が初日だったこの節は強風の日が多かった影響か、3日目6Rでも4艇の集団Fが発生していた。岩橋がFを切ったレースは強い向かい風で安定板装着の2周戦。集団Fの発生確率がもっとも高い条件(安定板装着の向かい風)がそろっていた。
金子拓矢がGI準優F
12月3日三国周年の12R優勝戦で金子拓矢が4コースからコンマ01のFを切った。金子は罰則規定により、F休み明けから1年間、GIGⅡを走れないので、記念戦線への復帰は早くても来年4月以降になる。なお、金子の罰則規定ありのFは初めて。 24年の罰則規定ありのFは18本にも達したが、GI優勝戦のFは9月11日津周年の宮之原輝紀に続く2人目。
褒賞懲戒の結果
12月4日に開催された褒賞懲戒審議会で次の3選手に出場停止処分が下された。 山一鉄也=4か月 越智照浩=4か月 篠原飛翔=2か月 山一は9月12日常滑一般戦初日4Rで周回誤認疑い。越智は11月1日児島初日2Rで周回誤認疑い。篠原は10月13日戸田最終日6Rの周回展示中のバックストレッチでエンスト。原因が燃料が空だったことで選手責任による整備不良。
選手の負傷情報
山室展弘=12月13日唐津一般戦4日目2Rの1周目バックストレッチの2マーク手前で2番手の選手が外に変わろうとしてエンジン後部を引っかけてしまい落水。右ひ骨骨幹部骨折で全治見込みは約2か月。 島崎丈一朗=12月15日びわこルーキーシリーズ5日目3Rで3着争いをしていた2周1マークで風にあおられて転覆し、後続艇が避けられずに接触。左第4指末節骨骨折で全治見込みは90日。
12月の水神祭
(初勝利) 12月2日浅井翼(埼玉133期) 12月3日坂本一真(東京132期) 12月14日佐藤世那(東京134期) 12月16日河内一馬(愛知133期) 12月22日鈴木唯央(群馬133期) (SG初勝利) 12月18日豊田健士郎(三重115期) (初優勝) 12月11日藤森陸斗(福岡127期) 12月13日清水愛海(山口127期) 12月22日山口亮(東京111期) (SG初優勝) 12月22日前田将太(福岡102期) この1月から初A1級の清水愛海が8回目の優出だった地元下関のオールレディースで2コースから差して優勝、自ら花を添えた。その2日前には5回目の優出だった同期の藤森陸斗が蒲郡で予選トップからの王道優勝。127期の優勝経験者は6人になった。5回目の優出だった山口亮は徳山の男女W優勝戦で2コースからの差し。デビューから13年目の111期では赤井睦、寺島吉彦に続く24年3人目の初優勝。 初勝利の水神祭は5人。浅井翼は地元の戸田で4コースからのまくり勝ちだったが、3連単の配当は万舟券ではなかった。坂本一真は地元江戸川でイン逃げだったこともあり、3連単の配当は3千円台と本命サイド。同時あっせんだった父の徳克の目の前での水神祭になったが、この節に親子対決番組は組まれなかった。 佐藤世那は常滑で5コースからまくり勝ち。河内一馬は江戸川で4コースからのまくり勝ち。鈴木唯央は戸田で4カド菅章哉のまくりに乗ってのまくり差し。未勝利選手は132期が5人、133期が9人まで減ったが、134期は佐藤がまだ5人目の水神祭。135期は宮崎心之介以降、まだ朗報は届かない。
マスターズC選考順位
4月22日に桐生で開幕するマスターズCの選考締め切りは今月いっぱい。 ボーダーは過去最高だった6.54を上回りそうな6.60。ボーダー下には田中信一郎、三嶌誠司、徳増秀樹、三角哲男ら歴代SG覇者の名前もある。女子は寺田千恵と淺田千亜希だけが圏内だが、淺田は出走回数不足で除外になるかもしれない。 地元群馬勢は勝率十分な秋山直之(懲戒処分)と柴田光(GⅡ準優F)がPGIには出場できない状況なので、江口晃生だけが当確。あとは施行者推薦で選ばれる可能性はある。
マクール