【ボートレース】菊地孝平がGPトライアルでF、魚谷智之が電撃引退~12月のボートニュースまとめ~
魚谷智之が電撃引退
兵庫のエース・魚谷智之が12月16日の地元尼崎一般戦を最後に現役を引退した。 瓜生正義や原田幸哉らと同期の76期で95年5月に尼崎でデビューし、初出走でいきなり1着。4期目にA2級、8期目にA1級に昇格。10期目以降は1度たりとも降格することなく、A1級をキープし続けた。 SGは優出14回でV3。06年福岡ダービーで吉川元浩とワンツーを決め、兵庫支部としては1960年の井上一二郎さん以来、46年ぶり2人目のSG覇者となった。翌07年には桐生オーシャンカップ、蒲郡メモリアルとナイターSGを連覇。この年はGIも3勝して、グランプリは優出3着ながら獲得賞金は2億円を突破して最多獲得賞金のほか、MVPと記者大賞の3冠を獲得。これまでグランプリを制覇せずに2億円を突破したのは松井繁(2回)、西島義則、山崎智也、池田浩二と魚谷の5人しかいない。 通算成績は勝率7.25、出走回数6980回で2081勝、優出287回、優勝はSG3回、GI11回を含む88回。生涯獲得賞金は歴代23位の約16億2416万円。 また、11月末から12月にかけては次の5選手も引退した。 山来和人(東京63歳54期) 片山雅雄(滋賀42歳109期) 中山将太(福井28歳117期) 井町泰(山口33歳120期) 生田波美音(東京22歳124期) 山来和人さんは江口晃生らと同期。8年目からA級常連になった一般戦強豪クラスで、20年以上に渡りA級をキープ。そのうち半数近い17期がA1級で、自己最高勝率は99年後期の7.18。SG出場はなかったがGI出場は多数。唯一の優出は10年4月の徳山マスターズC。通算では8568走で1474勝、優出152回、優勝18回。現役最後のレースは10月16日の蒲郡。12月4日からの平和島もあっせんが入っていたが初日を欠場して、そのまま引退となった。 片山雅雄さんは丸野一樹らと同期。A級昇格、優出、優勝がないままの引退。通算では1456走で67勝。現役最後のレースは11月28日の地元びわこ。 中山将太さんは吉田裕平らと同期。6年目に2期連続でA2級に昇格し、自己最高勝率は21年後期の5.68。優出は5回あり、21年2月の戸田でインから逃げて優勝を飾っている。通算では1663走で198勝。現役最後のレースは8月21日の地元三国。 井町泰さんは佐々木完太らと同期。約7年半の選手生活で810走し23勝。現役最後のレースは12月5日の地元下関。 生田波美音さんは末永和也らと同期。実働は4年間で644走し51勝。現役最後のレースは23年4月9日の三国。長期欠場中だったが、復帰することなく引退となった。