【ボートレース】菊地孝平がGPトライアルでF、魚谷智之が電撃引退~12月のボートニュースまとめ~
西島義則が通算V100 ナイター最年長優勝記録も更新
12月12日の住之江マスターズリーグ第9戦で、西島義則が予選トップからのイン速攻で王道優勝を飾り、史上27人目となる通算優勝100回を達成した。 GP直前の節でもあり、上位機は全てお蔵入りの低調機シリーズだったが、出足をバッチリ仕上げて節間オール3連対。初優勝とSG初優勝を飾っている思い出の水面でのメモリアル優勝となった。 と同時に63歳1か月での優勝は年長記録の歴代4位で、ナイターの最年長優勝記録をも更新。また60歳以上での優勝は7回目と記録ずくめの優勝となった。
2025年スター候補決まる
2025年のスター候補が発表された。 トップルーキーは地区別の選抜ではなくなった21年以降では最多となる12人。SG覇者となった定松勇樹、そして末永和也の佐賀コンビは3年連続、大澤風葵は2年連続。それ以外の9人は初選出で、女子は22年の實森美祐以来、3年ぶりに清水愛海と川井萌が選ばれた。 24場のフレッシュルーキーは江戸川、平和島、宮島の3場だけが変更なし。蒲郡の大場恒季、宮島の大原祥昌、下関の野田彩加の3人は3年連続で指名されている。女子は昨年よりも1人増えて全部で11人。
藤原碧生がGI優出
最優秀新人のタイトル獲得が濃厚な藤原碧生が、9月桐生ヤングダービーに続くまだ2回目のGI出場だった12月の鳴門周年で優出(5着)した。最優秀新人の対象期間(デビューして4年未満)にGIで優出したのは90期以降でわずかに10人しかいない偉業。 しかも、ヤングダービー(新鋭王座)やレディースチャンピオン(女子王座)ではなく、強豪がそろう周年での優出は17年に大村(優勝)と芦屋(2着)の両周年で2回の優出があった羽野直也以来、実に2人目の快挙。 藤原は129期だが、これまで最優秀新人のタイトルはほとんどが半年早くデビューしている偶数期の選手ばかり。藤原は95期の峰竜太以来、実に18年ぶりとなる奇数期の最優秀新人ということになりそう。
塩田北斗の連続S無事故止まる
12月5日の鳴門周年3日目8Rで塩田北斗が2コースからコンマ01のFを切った。 塩田のFはこれがまだ4本目という少なさで、13年2月27日の芦屋で選手責任の出遅れを最後にスタート無事故を続けていたが、11年10か月ぶりのFで連続無事故記録は歴代15位となる3454走でストップした。 塩田は初昇格の14年後期からずっとA級(そのうちA2級は3期だけ)をキープしており、それまでの3本のFと出遅れはいずれもB級時代。A級になって初のFということもあり、96年以降のA1級としてのスタート無事故記録も1455走。それまでトップだった寺田祥の911走を大幅に更新した。 現役選手で継続中は小野勇作の5398走と藤田竜弘の4934走で藤田は史上6人目となる5000走が目前に迫っている。