菊池雄星、移籍後の不敗を継続、チーム通算5000勝目を飾る。現地メディアは歴代サイ・ヤング賞投手並みの影響と伝える
ベテラン左腕にはヒューストンの水が良く合っているようである。アストロズの菊池雄星は現地9月13日(日本時間14日)、敵地エンジェル・スタジアムでのエンジェルス戦に先発登板。
7回85球を投げ、3安打3失点、6奪三振2四球とクオリティ・スタートを達成する好投で、今季9勝目(9敗)を挙げ、2シーズン連続の2桁勝利にリーチをかけた。試合はアメリカン・リーグ西地区首位のアストロズが5-3で勝利し、同地区2位につけるマリナーズとの4.5ゲーム差を維持した。
『MLB.com』は試合後、「キクチの登板試合でアストロズがパーフェクトを維持」と題した速報記事を掲載し、その冒頭で「ユウセイ・キクチ電車がアストロズを牽引し続けている」とした。
その上で、「アストロズは、キクチが7回を投げ、エンジェルスを3安打3失点に抑え、打者6人を三振に打ち取って、ヒューストンのユニフォームでの無敗を継続させると、アレックス・ブレグマンが、3回に2ラン本塁打を放ち、エンジェルスタジアムでの金曜夜の試合に5-3で勝利した」と、試合を要約した。
記事によると、この勝利は球団史上5000勝目となる節目の勝利だったとのこと。また、アストロズで不敗を誇る左腕について、「アストロズは、トレードデッドラインでブルージェイズから獲得したキクチが先発した試合での成績を、8勝無敗に向上させた」とした。
そして、「キクチはその先発登板した8試合の成績を5勝無敗としており、ヒューストンがシーズン途中で獲得した先発投手で最も影響を及ぼした投手として、ランディ・ジョンソン(1998年)、ジャスティン・バーランダー(2017年)、そしてザック・グレインキー(2019年)に近付きつつある」と伝えている。
J SPORTS 編集部