海外メディアは「スマイリング・シンデレラ」渋野日向子の逆転V逸をどう報じたのか?
その記事の中で、渋野のプレーについて、「渋野は金曜日の第2ラウンドから首位に立っていたが、コース状態に苦戦し、最初の11ホールで4ボギーを打ってイーブンパーまで落とした。17番でさらにボギーを叩いたが、後半9ホールで2バーディーを取り、3オーバー74で回り1アンダーで終えた」と紹介した。 また「キムの優勝で、今年行われた4つの女子メジャー大会で韓国選手が3勝したことになる。イ・ミリムがANAインスピレーションに勝ち、キム・セヨンが全米女子プロゴルフ選手権を制した。ドイツのソフィア・ポポフが全英女子オープンを勝ち、エビアン選手権は新型コロナウイルスのパンデミックのために中止となった」と、2020年の女子メジャーツアーでは韓国勢が席巻したことを特筆した。 全米ゴルフ協会の公式サイトは最終ラウンドの戦いを分析する記事を掲載した。 優勝したキムについては、「キムは最終ラウンドを9位タイで入り、54ホール時の順位として、全米女子オープンの歴史で最大の逆転勝利となった。この前の記録は1993年のローリー・マーテンで8位だった。彼女は5打差で入り、1995年のアニカ・ソレンスタム以来で過去に6人が達成した最大の逆転勝利に並んだ」と伝えた。 記事は「キムはサイプレスクリークコースで毎日アイアンショットの正確性を上げてきた。第2ラウンドで、彼女のアプロ―チショットの正確性は平均44フィート8インチ(約13.6メートル)だった。土曜日にその数字は40フィート11インチ(約12.5メートル)に向上した。最終ラウンドはまた総じて別のレベルで、彼女の正確性は平均約31フィート(約9.4メートル)だった」と4日間の進化に注目。「パーオン率は平均で10以下だったこの日、キムは14ホールでグリーンを捉えた」と付け加えた。 渋野についても触れ、「54ホール時点で首位だった渋野は最終ラウンドで74を叩き、単独4位に終わった。(渋野の失速で)この大会で歴史的に強かった流れに逆行し、最終ラウンドの逆転優勝が、過去6年で5度目となった」と紹介。「1947年から2014年にかけて、全米女子オープンは54ホールを終えて首位か首位タイが69.1%の確率(68回のうち47回)で制していた。これは2010年から2014年にかけて続いていた5年連続も含まれる」というデータを示した。