【独占インタビュー】元楽天・安樂智大が語るパワハラ騒動、メキシコ参戦、日本球界復帰......
――半面、活躍できなければシーズン途中の解雇もメキシコでは日常茶飯事です。 安樂 仲の良かった選手がリリースされていくのを見て、やっぱり厳しい環境だなと。 ――ディアブロスでは勝ちパターンの8回を任されてチームも首位を独走していますね。最後に、読者に伝えたいことはありますか。 安樂 こんな僕に対して温かい声援をくださる方が本当に多いので、そういう方たちのために頑張りたいと思います。もちろん僕がやったことを許せない方もいるでしょう。 真実を知らない方もたくさんいらっしゃると思いますけど、僕は野球でファンの方にここまで育ててもらったんで、やっぱり野球で恩返しするしかない。それがすべてかなと思いますね。 ●安樂智大(あんらく・ともひろ)1996年11月4日生まれ、愛媛県出身。済美高(愛媛県)から2014年ドラフト1位で楽天に入団。21年から3年連続50試合に登板するなど、貴重な中継ぎとしてチームに貢献していたが、昨年オフにパワハラ疑惑が浮上。その後、自由契約となり楽天を退団。今季からメキシカンリーグでプレー 文/中島大輔 写真/RYU VOELKEL