天皇陛下61歳会見(全文)オンラインでの活動に新たな可能性見出せたのは大きな発見
眞子さま結婚、多くの人が納得する状況になること願う
幹事社:では3問目の質問に移ります。秋篠宮さまの立皇嗣の礼が終わりました。陛下のご感想をお教えください。長女眞子さまは、小室圭さんとの結婚についてのお気持ちを公表した文書で「天皇皇后両陛下が私の気持ちを尊重して、静かにお見守りくださっていることに深く感謝申し上げております」と記されました。秋篠宮さまは、結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか。お二人の結婚に関して、国民の間でさまざまな意見があることについてどのように捉えていらっしゃいますか。 天皇陛下:延期されていた立皇嗣の礼関連の主要な諸行事が、滞りなく終了したことに安堵しています。その立皇嗣宣明の儀において、秋篠宮は「皇嗣(こうし)としての責務に深く思いをいたし、務めを果たして参りたく存じます」と述べたことを心強く聞きました。秋篠宮には皇嗣として、その職務もますます重いものとなっていきますが、秋篠宮妃ともども、体に気をつけながら務めを果たしていってもらいたいと思います。 眞子内親王の結婚については、国民の間でさまざまな意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王がご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように多くの人が納得し、喜んでくれる状況になることを願っております。