【一体何が…】高齢姉妹の財産『食い物』に…2000万円着服か 介護施設元社長“異常”な犯行の実態 自宅も売却され口座残高ほぼゼロ!
■預かったクレジットカードで生活費「僕は孫にあたる」とウソの説明
西影容疑者が会社を設立したのは2011年で、通所サービスは100人程度が利用していたという。西影容疑者を知る人によると、「仕事熱心な印象だった」というが、一方で、捜査関係者は「会社の賃料は2023年11月時点で670万円ほどが“未納”の状態で、社会保険料も2500万円くらい滞納していた。競馬もしていたようだ」と明かした。 警察が今年2月、会社などを捜索した際、西影容疑者は「自分なら(経営を)なんとかできる」と話していたという。 一方で、姉妹のクレジットカードの利用履歴からは、西影容疑者が自身の電気代や携帯電話料金、フードデリバリー代、子ども用品の購入代などで、約100万円が使われていたことが判明している。 注文者情報とカードの名義人が違うことから、カード会社からは確認の連絡もあったが、「僕は(被害者の)孫にあたるんですよ。親戚で集まったときに『あんたも買い』と言ってくれて」などとウソの説明をしていたという。 調べに対し、「金の引き出しはお願いされてやった」などと容疑を一部否認しているという西影容疑者。警察は、姉妹の資産が借金の返済や会社の運営資金だけでなく、西影容疑者の生活費としても使われていたとみて裏付けを進めている。