「さすがだね!」はNGワード ?【ビジネスマナー】デキる上司が実践する「若手社員への対応」
職場で若い世代とのギャップを感じたことはありませんか?「最近の若者はわからない」と感じたことのあるかたも多くいらっしゃるかと思います。昭和世代と平成世代の壁は、もしかすると想像以上に厚い可能性も…。では、ビジネス上、どのように若い世代と接すれば良いのでしょうか。今回は、異なる世代の部下とうまく付き合っていくためのポイントについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。 若者は褒められたくない?【ビジネスマナー】デキる上司が実践する「若手社員への対応」まとめはコチラ
新人、若手社員への対応マナー
元社長秘書のマナー講座】vol. 53 時代の流れとともに会社も多様化が進み、若手社員や部下とどう接したらいいか戸惑っている、もしくは悩まれているかたは多いのではないでしょうか。実際に、「最近の若者はわからない」と感じたことがあるかたも少なくないかと思います。せっかく会社に入ってきてくれたからには「すぐに辞められたら困る」「優しく接しないといけない」「頑張っているのだから正当に評価をしてあげたい」と考えて対応するものの、そんな思いをよそに部下が会社を辞めてしまった場合、気持ちに配慮したつもりなのに突然離職され戸惑っているというお声をよく聞きます。では、どのように対応をしたらいいのでしょうか。 今回は、異なる世代の部下と上手く付き合っていくためのポイントについてご紹介をします。時代で分けるのはあまり思わしくないですが、実際に世代によって価値観や考え方が大きく異なってるのが現実です。ここではわかりやすくするため「昭和世代」
若手世代の特徴
1. 競い合いより助け合い 平成世代 入学志望者総数が大学の定員を下回るという全入時代に突入したのが平成時代。選ばなければ大学に入れることもあり、ハングリー精神が昭和世代と異なります。また、学校の教育方針としても個性を尊重し、潜在能力を引き出すために何をするべきかを考えさせるため、根本的な考え方が異なります。そのため、出世を争うのではなく、助け合うべき仲間という意識が強い傾向です。 ちなみに昭和世代は… 子どもが多く受験戦争を勝ち抜かなければ大学に入れない時代を生き抜いたのが昭和世代。そのため、成長を促すハングリー精神が旺盛です。 2. デジタルに強いがコミュニケーションが苦手 平成世代 生まれた時から携帯電話やインターネットが身近で、日常がデジタル化されていたデジタルネイティブ世代。SNSが発達していた影響で、対面でのコミュニケーション能力が低かったり、合理性を重視する傾向が強いです。 ちなみに昭和世代は… アナログ時代を経験しているため、対面で会って話すことが当然であり、横のつながりを大切にしているのが昭和世代の特徴です。 3. 過度な期待はNG 平成世代 過度な期待が「圧」に感じてしまうため、人の目がある場で褒められたくない傾向。より仕事を頑張らなければという意識が強くなってしまいプレッシャーになる可能性があります。 ちなみに昭和世代は… 人前で褒められることで、頑張りが周知され仕事のモチベーションにつながると考える傾向があります。