【阪神】大谷流?佐藤輝明2度目の紅白戦「1番三塁」で出場「1番多く」打って「1」刻む
大谷流1番起用? 阪神佐藤輝明内野手(25)が高知秋季キャンプ2度目の紅白戦に「1番三塁」で出場する。3日の紅白戦の2番起用に続き、近年メジャーでトレンドになっている「強打の1、2番」を想起させるサプライズオーダー。11月にワールドチャンピオンに輝いた最強ドジャース打線の1番を主に担った大谷翔平投手(30)の起用法にも重なる。背番号8は「打順は関係ない」と気にする風情はないが「1番多く回ってくる打者が1番多く打てるように」と意気込む。 1番起用は今年の2月春季キャンプなどですでに経験済みだが、公式戦での起用はまだ1度もない。藤川監督はあくまで「選手たちがどう考えて動くのか。佐藤(輝)がどうこうではなくテーマはそれぞれにあるんじゃないですか」とした。小谷野打撃チーフコーチも「みなさんで意図を考えてもらえたら」と話すにとどめたが、来季の打線の可能性を広げる意味では今キャンプが重要な参考材料になるかもしれない。 3日の紅白戦、佐藤輝は2打数1安打と結果を残すも、6回特別ルールで0-0のスコアレスドローに終わった。「点取りたいっすね」。リードオフマンとして自身のバットで今度こそスコアボードに「1」を刻むつもりだ。あらゆる可能性を秘めた新猛虎打線。チームとしても個人としても来季への引き出しを増やす一戦になりそうだ。「虎の核弾頭」の起用がうまくハマれば、他球団にとっても脅威となるかもしれない。【山崎健太】 ◆佐藤輝の打順 公式戦で先発出場の経験があるのは2番から7番のみで、1、8、9番でのスタメンはない。通算での打順別最多は5番の204試合で、37本塁打、135打点ともに最多。今季も55試合と、最も多かった。通算では以下4番158試合、6番101試合、7番18試合、3番12試合、2番6試合と続く。 <!-nextpage-> <9日紅白戦のオーダー> 【紅組】 1番 佐藤輝(三) 2番 前川(左) 3番 井坪(中) 4番 井上(一) 5番 野口(右) 6番 栄枝(捕) 7番 熊谷(二) 8番 山田(遊) 9番 アルナエス(指) 【白組】 1番 中野(二) 2番 小幡(遊) 3番 高寺(三) 4番 小野寺(中) 5番 豊田(左) 6番 島田(指) 7番 戸井(一) 8番 福島(右) 9番 藤田(捕) 先発投手は津田、マルティネス