小池都知事が衆院選終盤に乱入!木原誠二、萩生田光一氏ら自民候補続々応援のしたたかな狙い
27日投開票の衆院選。終盤になって、“女帝”が乱入だ。東京都の小池知事が、かねて対立してきた自民党の候補の応援に続々と入っているのだ。 【写真】独占撮!小池都知事が神宮ヤクルト戦での始球式で左足グネリ→車椅子で退場… 23日夕方は、東村山駅前で開催された木原誠二選対委員長代行(東京20区)の応援に駆け付けた。約300人の聴衆を前に木原氏をベタ褒め。岸田政権で党の幹事長代理と政調会長特別補佐を兼任したことから「二刀流。政界の大谷翔平だ」と持ち上げた。裏金2728万円で非公認の萩生田元政調会長(24区)にビデオメッセージも送っている。 「木原、萩生田両氏は、都が納める地方税を国が他の自治体に再配分する『偏在是正措置』に反対。知事と足並みを揃えて“都税吸い上げは許さん”と先頭に立って訴えてくれた。そのお返しでしょう」(小池知事側近) さらに、23日は木原氏の街宣後、長島昭久首相補佐官(30区)を応援。24日は井上信治元万博相(25区)の選挙区に入る。 「長島さんは2017年の『希望の党』の創設メンバー。当時の縁で応援したのでしょう。井上さんは都連会長です。都議会では第1会派が自民ですから、都政運営をスムーズにするために恩を売ったわけ。また、応援に入った候補は当選が堅い。自らの手柄にしたい思惑も透けます」(都政関係者) 困惑しきりなのは、小池知事が特別顧問の都民ファーストの会関係者だ。 「議会を円滑に回すために自民に近づくのは分かります。でも、我々はずっと自民と対決してきたわけですから、ほどほどにしてほしい。知事が入った選挙区内にはウチの都議もいる。来年の都議選ではどう対応するのか。まさか自民の応援に入りやしないか……」 やっぱり“自分ファースト”だ。 ◇ ◇ ◇ 死屍累々の気配漂う自民・裏金議員たち。必勝をかけた背水の陣の戦いだが、該当45人中20人が“ドボン”する瀬戸際に立たされている。●関連記事『【もっと読む】自民裏金議員「落選濃厚」20人リスト…非公認6人+比例重複なし14人が“ドボン”の瀬戸際』にて詳報する。