「オオタニの存在が逆にプレッシャーに…」米メディアが明かす“ドジャース優勝までのウラ側”「ロバーツは解雇される?」まさかの監督解任説「歩くだけで激痛」フリーマンの骨折
ワールドシリーズのMVP、フレディ・フリーマンは、肋軟骨を骨折していた。 それも、ポストシーズンが始まる2日前に。 【変わりすぎ写真】「ガリガリだったエンゼルス時代」→「大谷のう、腕が…“まるでハルク”」&愛される大谷翔平「ドジャースベテラン勢がニコニコ」まですべて見る 10月31日、「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じた。 もともと、フリーマンはレギュラーシーズン終盤に右足首をねん挫していたことは報道されていたが、肋軟骨を痛めていたことはパッサン記者が報道するまで知られていなかった。パッサン記者はポストシーズン前日のフリーマンの状態をこう書く。 「打撃練習のためケージに入り、13スイング目のこと、体に電流が走り、グラウンドに倒れこんでしまった」 球場のレントゲンだけでは分からず、サンタモニカの病院に急行し、MRI検査の結果、骨折が判明した。一般的には完治するまでに数カ月かかる負傷だった。 「絶望が支配した。歩くだけでも痛みが走る。息を吸うのも激痛だ。スイングするのは不可能と思われた」 フリーマンはパドレス、メッツ、そしてヤンキースとのワールドシリーズの間、痛みと戦っていた。 幸い、リーグチャンピオンシップシリーズでメッツに勝った後、移動日なしで、4日間の休みがあり、そこで症状は改善した。そして迎えたワールドシリーズ第1戦。史上初めて、この大舞台でのサヨナラ逆転満塁弾が出たのだ。 続く第2戦、第3戦、第4戦と連続してホームラン。圧巻だった。
「そのときビューラーの妻は泣き始めた」
2024年のドジャースは、大谷翔平という「恒星」があまりにも強すぎて、他のスター、ムーキー・ベッツ、そしてフリーマンさえ、くすんでいたように思う。 これはプロスポーツでは時々起こることで、輝きをシェアすることはなかなか困難なのかと思う。チーム内での輝きの量は一定にも思える。昔から言われる「両雄並び立たず」とはよく言ったもので、レギュラーシーズン162試合については大谷が輝きを支配した。 しかしメジャーリーグの世界では、ポストシーズンのラウンドが進み、「章」が変わるたびに、とんでもない輝きを持つ「星」が登場する。 今回は、フリーマンが故障を抱えながら、特大の「星」となって、他の選手たちを圧倒した。 何十年経っても、2024年は「フリーマンのワールドシリーズ」として語られることになるだろう。 パッサン記者の記事はフリーマンの記述だけにとどまらず、感動的だったのは、優勝が決まった第5戦9回裏の描写だ。中2日でクローザーとして登場したウォーカー・ビューラーの妻の描写がある。 「ブルペンからジョグをしながら、夫が出てくると、マッケンジー夫人は緊張のあまり、泣き始めた。一死、二死、そして今季最後のアウトを取っても、彼女は涙を止めることができなかった」 ワールドシリーズとは、家族にとっても極度の緊張を強いる舞台なのだ。こういう記事は「いいな」と思う。
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