デビスカップ日本代表に錦織圭ら5名が選出

9月のコロンビア戦に続いて日本代表に選出された錦織圭（写真：Tennis Classic）

来年1月31日～2月1日に開催される男子国別対抗戦「デビスカップ」ファイナル予選1回戦 日本対イギリス（兵庫・ブルボンビーンズドーム）の日本代表選手発表が12月25日に行われ、錦織圭（ユニクロ／世界ランク106位）ら5選手が選出された。 【画像】錦織圭が8年ぶりのデビスカップ勝利！日本代表フォトギャラリー 予選1回戦では26ヵ国が参加し、初日にシングルス2試合、2日目にダブルスとシングルス2試合が行われ、先に3勝した国が予選2回戦に進出する。 今年9月に行われたワールドグループ1部でコロンビアを3勝1敗で下した日本は、イギリスと9年ぶりの対戦が決定。開催地は兵庫県三木市にあるブルボンビーンズドームで行われる。 25日発表された日本代表には、世界ランキングでトップ100に入っている西岡良仁（ミキハウス／同69位）とダニエル太郎（エイブル／同84位）、そしてトップ100間近に迫る錦織、膝のケガから復帰途上である綿貫陽介（SBCメディカルグループ／同375位）、ダブルスメンバーとして柚木武（イカイ／ダブルス同152位）が選ばれた。 前回のコロンビア戦から西岡、ダニエル、錦織、綿貫の4人が選ばれ、添田豪監督は「この4人は（メンバーとして）決めたいと思っていたので、迷いもなく彼らにお願いをした」と経験やチームにいることの安心感、相手への脅威を考えて選出したという。 監督自身「5人目を誰にするか一番悩んだ」というダブルス枠の選手に選ばれたのが、代表初選出となった23歳の柚木。196センチの長身から繰り出すビッグサーブを武器に、今季ATPツアー下部のチャレンジャー大会で3度の優勝と2度の準優勝とダブルスで好成績を残し、全日本テニス選手権も優勝している。 「ここ最近の活躍や勢いをすごいかっている。全日本選手権からのパフォーマンスや試合以外の取り組みは、前よりも意識を高く持って、それがレベルアップにつながっているのを間近で見てきた。勝負強さもあるし、デ杯で使ってみたいという気持ちになった」と評価し、「柚木にとっては初めての代表。彼を引っ張ってくれるような選手と組むのが一番活きる」と起用法についても語った。 相手となるイギリスは、エースであるジャック・ドレイパー（同15位）が怪我を理由に欠場を表明しているが、キャメロン・ノリー（同49位）やジェイコブ・ファーンリー（同99位）らトップ100もおり、ダブルスも層が厚い。添田監督も「シングルスもダブルスも両方できる選手がいる。こちらがトライしていくのが一番の目標」と気を引き締めて戦いたいとした。