「給料を上げてくれませんか?」は無駄。アップ交渉の前に重要な、ひろゆきの仕事で使える“ズルい”言いまわし
仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。 どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。
給料アップを上司に進言する際の言葉
会社の業績や個人成績は上がっているものの、同僚や部下を見る限り、何も言わなければ給料アップはなさそうな状況。とはいえ、言い出しづらい状況もある。どのような伝え方をすれば給料アップを検討してもらいやすくなるか?
相手にとって、デメリットになる交渉材料を用意しておく
どう交渉したら給料が上がるのか。多くの人が考えていると思いますが、交渉の前に重要なのが「私の給料をアップしないとあなたが困りますよ」という交渉材料を用意することです。たまに交渉材料を出さず「私の給料をアップすると私が喜びます」的なことを交渉だと思っている頭の悪い人がいますが、喜ぶ顔が見たいだけであれば、すでに給料は上がっています。 上司や会社からしたら、交渉をしてきた相手が喜ぶことなんて、どうでもいいわけです。 だから、「転職します」「残業はしません」「部下の教育はしません」など、相手にとってデメリットとなるような交渉材料が必要になってくるわけです。 ただ、これをストレートに伝えると社内で疎ましく思われがち。そこで、「給料をアップしてください」という要望的なものと一緒に、給料をアップしないと会社に損が発生することを暗に伝えるわけです。「転職したら、これくらいの年収になるらしいんですよね」とか、「家族が残業で帰りが遅いことに文句を言っていまして、給料が上がれば納得すると思うのですが、このままだと残業せずに帰ることになりそうです」と言ったり。部下の教育に関しても「最近、部下の教育でストレスが溜まっていまして、ほかの人にお願いできないですかね?」と教育担当をやめたいという話から入り「給料を上げてくれたら頑張れる」という流れにしたり。 会社から本当に必要とされている人材であれば、会社側も「損が発生するぐらいなら給料をアップしたほうが得」という計算が勝手に働いて給料アップを検討することに繋がると思います。