ごみ収集を全域で停止、9~10日 埼玉・川口 ごみ処理施設の火災で もう一つの施設で受け入れ続けるもごみの量が限度に到達 市は近隣の施設に協力求める考え 施設の復旧には数カ月か
3日夜に発生した埼玉県川口市の朝日環境センターのごみ焼却施設の火災を受け、市は9~10日、一般ごみの通常収集を市内全域で停止すると発表した。利用者によるごみの持ち込みも受け入れを中止するとしている。 ごみ処理施設での火災は今月3日午後9時前に発生
市によると、火災後、戸塚環境センターで市内全域のごみの受け入れや処理を行っているが、ごみの量が限度に到達。市内では今年最初の一般ごみ収集日だった6、7日の収集にも遅延が生じたという。市の担当者は、9~10日に受け入れを停止して処理を進めるとともに、今後、朝日環境センターの復旧までの間は近隣の市町村や民間の処理施設に協力を求める考えを示した。 朝日環境センターでは3日午後8時55分ごろ、火災が発生。担当者によると、施設内の電気系統などの設備が損傷し、復旧には数カ月かかるとみられる。資源物を扱う設備には影響がなく、瓶や缶、ペットボトルなどの資源物は通常通り収集するという。