そりゃ辞めるわ…部下がポロポロ離職する上司が無意識に言っている「NGワード」とは?
● 「やりたいようにやればいいよ」と 言ってはいけないワケ こんなタイプの上司もいます。 誰しも、仕事で壁にぶつかったり、悩んだりした時には上司に相談しますよね。 相談した時、「君らしくやればいいと思う」「やりたいようにやればいいよ」という回答が返ってきたらどう思いますか? 一見、「理解がある」「かっこいい」「信頼してくれてそう」という印象を持つかもしれません。 しかし、相談しているということは、「自分らしくやりたいけど、どう進めていいか分からない」「判断に悩んでいるから相談している」状況だといえます。そんな時に、当たり障りない回答をされたらどうでしょうか。 同僚や友人ではなく上司に相談している時点で、「具体的なアドバイスが欲しいのだ」と、私は思います。上司としての仕事の重要な部分を占めるのは、こういった「相談に乗ること」だとも思っています。
毒にも薬にもならない回答をされれば、「私がどうしてこういう悩みを抱えているか、上司として普段から全然見ていないんだな」とか、「結局面倒くさいと思っているんだな」と感じてしまい、一気にモチベーションが下がります。結局、自己解決するしかなく、その自己解決にも限界がきて、退職をしていく……。そんな光景を何度も見てきました。 こういう上司のもとで仕事をしていても、成長できない。自分がいつか部下を抱える立場になった時に、的確なアドバイスができないという危機感を覚えてしまうのです。このように、「向き合っているようで向き合っていない上司」のチームも、成長意欲が強く、優秀な人から離脱していく傾向があります。 ● 働く目的がバラバラでも離職が少ない 「成長が実感できる」チームとは? 離職者が少なく、パフォーマンスがいいチーム――その共通点は、「成長が実感できること」です。 一人一人、働く目的はそれぞれだと思います。スキルを身につけるため、お金のため、中にはまだ目的が見つけられておらず、その目的を探すために働いているという方もいると思います。 こんなふうに目的はバラバラでも、一体感があり、離脱者が出ないのは、成長を感じられるチームだからです。