4日に抽選会! 甲子園優勝を狙える「Aクラス11校」の戦力を徹底分析!今年は守りの大阪桐蔭、健大高崎は左腕離脱も打線は超強力
報徳学園(兵庫代表) 打撃B 投手力A 走塁B 守備A センバツ準優勝・報徳学園の春からの成長点を挙げれば、絶対的な二枚看板である今朝丸 裕喜投手(3年)、間木 歩投手(3年)以外の投手が台頭したこと。技巧派左腕・伊藤 功真投手(3年)、速球派左腕・今堀 佑弥投手(3年)、右サイドの技巧派・上阪 昊誠投手(3年)が成長。特に上阪は準決勝の社戦で延長10回に無死満塁を抑え、自信をつけた。 打線は西村 大和内野手(3年)、齊藤 佑征内野手(3年)、安井 康起外野手(3年)と左の好打者を中心に得点を重ねる。 守備では二塁・山岡 純平内野手(2年)、遊撃・橋本 友樹内野手(2年)の二遊間の守備は鉄壁。他の内野手は守備も球際も強く、外野手も判断力が高い。センバツでの経験値の高さも含め、安定した試合運びが期待できそうだ。
智辯和歌山(和歌山代表) 打撃B 投手A 走塁B 守備B 昨夏の県大会初戦敗退を乗り越え、2年ぶりの優勝。一番の武器は準決勝まで無失点だった投手力の高さだ。渡邉 颯人投手(2年)、松倉 汐音投手(3年)、中西 琉輝矢投手(3年)、宮口 龍斗投手(2年)はいずれも140キロ超え。特に197センチ右腕の中西 琉輝矢投手(3年)は140キロ台後半の速球で押す投球を見せる。 打線は木製バットで本塁打を打てる花田 悠月内野手(3年)、左の好打者・松嶋 祥斗内野手(3年)と長距離打者はいるが、爆発には至らず。3点~5点をとって逃げ切る試合運びとなりそうだ。
広陵(広島代表) 打撃C 投手A 走塁B 守備A 4度目の甲子園となった髙尾 響投手(3年)が絶対的なエースとして君臨していたが、春季大会、広島大会では146キロ左腕・山口 大樹投手(3年)、143キロ右腕・堀田 昂佑投手(2年)が台頭してきた。準決勝の呉港戦では山口から髙尾のリレー、広島商との決勝戦では髙尾が先発して、山口のリリーフと髙尾一人に頼らない形はできつつある。甲子園でも実践できるか。 打線は只石 貫太捕手(3年)など能力が高い選手を揃えるが、広島大会の総得点は6試合で36得点。準決勝以降はロースコアの戦いが続き、甲子園でも同様の戦いが予想される。