4日に抽選会! 甲子園優勝を狙える「Aクラス11校」の戦力を徹底分析!今年は守りの大阪桐蔭、健大高崎は左腕離脱も打線は超強力
花咲徳栄(埼玉代表) 打撃A 投手B 走塁B 守備B 世代NO.1スラッガー・石塚 裕惺内野手(3年)を筆頭にミート力が高い打者が揃い、埼玉大会では63得点。140キロ超えの投手をしっかりと攻略してきた。多少の失点をしても、すぐに取り返せる破壊力がある。 埼玉大会では21失点を喫し、不安が残る投手陣だが、149キロ右腕・上原 堆我投手(3年)を筆頭に岡山 稜投手(3年)、和久井 大地投手(3年)など140キロを超える速球と切れ味鋭い変化球を投げる投手が控えており、甲子園ではしっかりと立て直して、戦えると見ている。埼玉大会では西武台、山村学園、昌平と全国レベルのチームと試合をして接戦を勝ち抜いたことも選手たちの力となりそうだ。
関東一(東東京代表) 打撃B 投手B 走塁A 守備A 激戦区の東東京を制した関東一。二松学舎大附、帝京と全国レベルの強打のチームを封じてきた。投手陣では140キロ台後半の速球を投げ込む坂井 遼投手(3年)、技巧派左腕・畠中 鉄心投手(3年)が中心。そして、リリーフとしても活躍した大後 武尊投手(3年)が出てきた。ベスト8以上にいくには大後がどれだけ投げられるかにかかっている。 打線では俊足の飛田 優悟外野手(3年)、坂本 慎太郎外野手(3年)でチャンスメイクし、高校通算60本塁打のスラッガー・高橋 徹平内野手(3年)など右の強打者たちで還すパターンを確立してきた。走塁意識はレギュラーの選手はどの選手も高く、シングルヒットでも少しでもスキがあれば、二塁に陥れる。守備意識も高く、エラーからの失点は少ない。
東海大相模(神奈川代表) 打撃A 投手A 走塁B 守備B 5年ぶり出場の東海大相模は49校の中で最も投手力が厚く、役割分担がしっかりしている。先発は198センチ左腕・藤田 琉生投手(3年)、150キロ右腕・福田 拓翔投手(2年)が盤石。準決勝、決勝では2人のリレーがあったが、基本的に藤田が投げるときは福田は温存、藤田が投げるときは福田は温存という形ができた。それを可能にしたのは、高橋 侑雅投手(3年)、塚本 空輝投手(3年)の2人の台頭が大きい。高橋は140キロ台中盤の速球で勝負する本格派右腕。塚本は130キロ台後半の速球、カットボールで打たせて取る。決勝戦で9回を締めたのは塚本だった。原俊介監督の信頼が伝わる。ほかにもスライダーのキレがよい左腕・島村 宏斗投手(2年)、左サイドの菅野 悠投手(2年)がベンチ入りしていたが、甲子園でも出番があるのか。 打線は速球投手に強い中村 龍之介外野手(2年)、横浜スタジアムで特大弾を放った左のスラッガー・金本 貫汰内野手(2年)、伸び盛りの強肩強打の三浦 誠登外野手(2年)が中心。大量点が期待できる。守備ではショートの才田 和空内野手(3年)の意識の高さが素晴らしく、内外野の連係をまとめている。ところどころポカがある守備陣だからこそ、才田の存在が大きい。